インタビュー

電気があれば何でもできる! 姫に通じる定盤たち

M.I.A. 『Kala』 XL(2007)
姫もお気に入りの才女。スウィッチと極太エレクトロをビギビギ轟かせ、ブラックスターとのオールド・スクール調もガチガチで最高だ。バイリ・ファンキじゃないのにそう呼ばれるのは文化人の宿命なのかしら。

CSS 『Cansei De Ser Sexy - Deluxe Edition』 KSR 
あらら。ちょっと懐かしい気がする作品ではありますが……この2枚組ヴァージョンの日本盤は、姫がリミックスを施した“Alala”なども聴ける特盛仕様なのです。で、新作はまだ?

ELEKTRONS 『Red Light Don't Stop』 Wall Of Sound/PIAS(2007)
ピート・シンプソンやジュラシック5のザキールを招き、ごんぶとなファンキー・エレクトロを聴かせる驚異の新人……と思ったらユナボマーズの変名ユニットか。流石!

FELIX DA HOUSECAT 『Virgo Blaktro + The Movie Disco』 Different/PIAS(2007)
姫とも相性の良さそうな家猫が久々にドロップした新作。ブギュブギュ唸るシカゴの血とビリビリな電気マニアっぷりが下品にスパークする黒い電気に武者震い!

JAHCOOZI 『Blitz 'n' Ass』 Asound/HOSTESS(2007)
かつて一部で〈ドイツ版M.I.A.〉とも呼ばれたユニットの2作目。カリスマ性のある女性フロントを擁し、ビキビキな重金属ブレイクスを聴かせる様子は、M.I.A.と姫の中間ぐらいか。

BUNNY LAKE 『The Church Of Bunny Lake』 Klein(2007)
クレイン産のディスコ・パンク作品は姫にも通じる猥雑さが魅力。ジゴロからの作品でも知られるクリストファー・ジャストが送り出したこのバンドはそういう意味でもジャスト!

『American Gigolo III』 International Deejay Gigolo(2007)
姫が手掛けたジゴロのミックスCD。ディスコケインズ、DJ'sアー・ノット・ロック・スターズなど自身の別ユニット曲を優遇しつつ下世話&ダークに大盛り上がり! これは必携でしょ。

『Kitsune Boom Box Mixed By Jerry Bouthier』 Kitsune/Pヴァイン(2007)
まだまだ人気のキツネが放つ初のミックスCD。グリマーズによるディスコ・パンク調の“Wanna Make Out”には姫がフィーチャーされ、退廃的な歌声で誘惑しやがるよ!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年11月29日 20:00

ソース: 『bounce』 293号(2007/11/25)

文/轟 ひろみ

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