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インタビュー

インタヴュー(2)「出演者5人で台本で気になるところは、何度も何度も話し合いましたね。」

 

「出演者5人で台本で気になるところは、何度も何度も話し合いましたね。」

 しっかりと自分たちの役柄を理解し、お互いにさらなる向上を計っていく。
バンドとしてチームワークも生まれ、演技に関してはメンバーそれぞれがプロとして真剣に議論を重ねた。

 「出演者同士でも、台本で気になるところはしっかり話し合いましたね。
特に後半では、バンドとしての気持ちの繋がりの部分で、ここはどうなんだろう・・・
このシーンはこのように変えた方がいいんじゃないか・・・などいろいろ。」


「例えば、後半にバンドメンバーがスタジオで殴りあうシーンがあるんですけど、
ヒロ(水嶋ヒロ)はその時のキレてた竜介の気持ちをすごく考えてて。
千葉や平の行動の取り方を5人でいろいろ話し合いながら、どうすれば一番自然に見せられるか考えましたね。
この演技はキレすぎなんじゃないか、前後の台詞や気持ちの繋がりはちゃんと出来てるかなど。
最終的に、そのことはみんなで監督に話してみようということになって。
もちろん、監督は“良いんじゃない?!”の一言だったかな(笑)?」

 

 

 

 

 

 5人のコミュニケーションもしっかり取れていたようだ。

「FUJI ROCKのシーンで1回、富士急のステージを使ったことがあって。その時にみんなでFUJIYAMAに乗りまして(笑)。
ヒロ(水嶋ヒロ)が本当にそういうのが苦手で、高所恐怖症なのかな?奴だけ来なかったです。健(佐藤健)は、意外と絶叫系が好きでしたね(笑)。めっちゃ浮かれてて可愛かったです。行こう!行こう!行こう!って(笑)。」

 「休憩時間にずっとみんなで喋ったり、犬をいじったりしました。5人で初めて音合わせをした時、すごい暴れたくなって。2回くらいやったんですけど、柔軟体操せずにいきなりやったから、
もうめっちゃ首とか痛かったんですよ。ガンガン頭振ってたんで(笑)。終わった後は首痛いし、足も腰も痛いし、何これ、きっつ!!みたいな感じで。」

「次の日、撮影祈願のお祓いに行ったんですけど、その時一礼するように言われまして。みんなは普通に頭下げてるのに、俺一人だけ頭痛くてゆっくりと、しかも体90度にしか曲げられなくて(笑)。そしたらみんなに、えー!!桐谷君、そんなに信仰深く!!みたいな雰囲気になって(笑)。俺は、頭痛いから顔も真顔で、ちょっと危ない恐い奴みたいになっちゃいまして(笑)。
理(向井理)には真面目だと言われるし、監督にも何であそこまで深くお辞儀をしてたのかと聞かれましたし。本当にこんな感じですよ(体を90度に曲げてお辞儀をしてくれました)。」

監督が『BECK』でやりたかったことは、リアルさと不思議さの調和。
バンドをやる男のカッコよさとイノセント。
そして、原作ファンを裏切らない<本気>のバンド感。
その答えは、映画を見ればきっと分かるに違いない。


 

■ PROFILE…桐谷 健太(きりたに けんた)

 2002年にドラマ『九龍で会いましょう』で俳優デビュー。
映画『クローズZERO』、TVドラマ、映画共に大ヒットした『ROOKIES』で脚光を浴び、
全国的な人気を博す。
また、ユーモラスな性格と軽快なトークが好評を呼び、数々のバラエティー番組にも出演。
今大注目の実力派俳優。
9月4日公開の映画『BECK』にて千葉役を熱演。 

 

                             
TOWERTHEATER                         桐谷健太1st Photo Book
2010/08/20号より掲載                    『野良人』絶賛発売中!!

カテゴリ : Premier Seat

掲載: 2010年08月24日 10:30

更新: 2010年08月24日 10:35

ソース: 2010/8/20

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