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インタビュー

INTERVIEW(1)――単純に格好良かった

 

単純に格好良かった

 

弐_A

 

――もともと幼馴染からバンドが始まってるんですよね。音楽的な趣味も近いところにあったんでしょうか?

愁(ベース)「ベースの僕とギターの弐さんが小学校からいっしょなんですけど、実は高校に入るまでは音楽の会話は一切なかったですね。で、高校に入って前身のバンドを結成して、ドラムのЯyoとヴォーカルの左迅が入っていまの4人になったんですけれども。4人が好きだったのが、当時流行っていたニュー・メタルと言われるスリップノット、リンキン・パーク、リンプ・ビズキットあたりでしたね。それぞれ他にも好きな音楽はありましたけど、そのへんが共通して好きで、このバンドが始まった感じですね」

――たしか結成は2004年ですよね。自分たちとしては、その頃のニュー・メタルのどのあたりが好きなポイントだったんでしょう?

「単純に格好良かったんですよね。それまでも中学校から音楽は聴いていたんですけれど、ポップスばっかりだったんですよ。浜崎あゆみ、GLAY、ポルノグラフィティとか、そういうものを聴いてたんで。やっぱり衝撃は受けましたね」

左迅(ヴォーカル)「ヘヴィーなリフとアグレッシヴなライヴ、それからヴォーカルとしてはシャウトでしたね。その頃からヘヴィーな音楽を聴いてました」

――左迅さんがバンドに加わった経緯というのは?

左迅「俺は途中参加だったんです。前のヴォーカルがいて、それが抜けることになって再結成のような形で始めたんで。最初から、ヘヴィーなリフとシャウトと耳に残るメロディーという、いまのギルガメッシュの土台がすでにできていましたね」

「最初のバンドを結成したのが、16の頃なんですよ。いまは26なんですけど。最初は文化祭バンドのような感覚だったんです。それでも悔しいからって高校生といっしょにやらずに、一般ブッキングでオリジナル曲でライヴハウスに出演していて。そこから3~4年経って左迅くんの加入だったんで。お互いのウマがあったという感じでした」

――最初にバンドが軌道に乗った手応えを感じたのは?

「まさに左迅くんが入ってからでしたね。高校生なんで、それまでは友達しか呼べなかった。有名なイヴェントも出れず、全体の動員が6人しかいないイヴェントでライヴをやったりして。でも、左迅くんが入ってライヴをやったら動員がどんどん上がっていって、ライヴをやってギャラがもらえるようになった。そのときには〈これはいけるんじゃないか〉って思いました。印象に残ってますね。手応えも感じましたし」

左迅「俺が入る前は千葉のライヴハウスでやってて、都内にはビビって出てなかったんですよ。で、俺が加入して、都内に進出していくという話になってから動員も伸びるようになっていったんで」

――その頃のギルガメッシュにはもう、ヘヴィーなバンド・サウンドとデジタルな打ち込みとポップなメロディーといういまの音楽性に繋がるものあったんでしょうか?

「当時は、キャッチーでポップな曲だけど、バックのヘヴィーなリフはありましたね。デジタルの音はいまより多少は少なかったけど、基盤はいまと変わらないですね」

 

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カテゴリ : .com FLASH!

掲載: 2010年09月29日 18:00

更新: 2010年09月29日 19:33

インタヴュー・文/柴 那典