絶好調ー!なフラワーカンパニーズの、ここ最近のチェストー!な働きっぷりを振り返ってみよう!
何度目かの黄金期へと突入している最近のフラカンだが、快進撃のきっかけとなったのは2008年11月にリリースしたメジャー復帰第1弾アルバム『たましいによろしく』。鈴木圭介の弾き語り曲を元にしたシンプルなアレンジによる、4人のバンド・サウンドが非常に瑞々しいこの作品が熱い支持を得て、バンドは一気に上昇気流に乗った。折しも2009年は結成20周年のアニヴァーサリー・イヤーとなり、90年代のフラカンを代表する名曲“深夜高速”のみを多数のアーティストがカヴァーした前代未聞のトリビュート盤『深夜高速 -生きててよかったの集い-』を発表。泉谷しげるや金子マリといった大ヴェテランや斉藤和義やYO-KINGら同世代、さらにミドリや湯川潮音などの若手も集い、アーティスト間においてもフラカン支持者が幅広いことを証明する必聴作だ。さらに同年10月には12年ぶりに日比谷野音でのワンマン・ライヴを成功させ、その後20周年記念の全国ツアーへと突入。そして今年1月にはレーベルの垣根を超えたオールタイム・ベスト『フラカン入門』をリリースして20周年イヤーを締め括った。しかし、バンドの勢いは止まらない。3月には映画「誘拐ラプソディー」のために“元少年の歌”をフラカン史上初めて主題歌として提供し、ヒットを記録。これはニュー・アルバム『チェスト! チェスト! チェスト!』にも収められることとなった。こうしたリリースの合間にも年間100本以上のライヴをやり続けているのだから、彼らのタフさには驚くばかりだ。
ちなみに最新情報としては、11月10日にリリースされるニューロティカのトリビュート盤『ピエロとスイカと88ライダー』に参加。“青いお空に”をカヴァーしているので、こちらも要チェック!
▼文中に登場した作品を紹介。
左から、フラワーカンパニーズの2008年作『たましいによろしく』、2009年のトリビュート盤『深夜高速 -生きててよかったの集い-』、ベスト盤『フラカン入門』、2010年のシングル“元少年の歌”(すべてソニー)、11月10日にリリースされるニューロティカのトリビュート盤『ピエロとスイカと88ライダー』(キング)