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インタビュー

ROCK'A'TRENCH “日々のぬくもりだけで”

 

ROCK'A'TRENCH_特集カバー

 

[ interview ]

3作連続シングル・リリースの第2弾。前作“Music is my Soul”がルーツ・レゲエにラテンとハード・ロックをブレンドした原点回帰的なナンバーだとすれば、この“日々のぬくもりだけで”はロマンティックなUKロックと熱いソウル・ミュージックを掛け合わせたような、ミッドテンポの迫力あるラヴソングだ。ROCK'A'TRENCHの持つ強力な個性を1曲ごとに強調し、新たな地平へと突き抜けるための自己確認作業としての連続リリース。すでに制作がスタートしているセカンド・アルバムへ向けて、バンドの結束力と音楽的な創造力が徐々にピークに達しつつあることを示す、期待膨らむ強力なナンバーだ。

 

 

感覚的に合うようになった

 

――2010年はリリースが少なかったですけど、今年はシングルを3作連続リリースして、そのあとアルバムを出すとすでに宣言してます。ROCK'A'TRENCHの2011年にかける想いは非常に強いように見えますが。

山森大輔(ヴォーカル/ギター)「そうですね。ファースト・アルバム『ACTION!』を出したのが2年前になっちゃうんですけど、メンバーが揃ってない時に作った曲も入っていたりして。だから次に出すのが、このメンバーが揃って初めてのアルバムという気持ちなので。それこそが勝負の作品じゃないかと思って、セカンド・アルバムをいい形で世の中に出すために、あらためて名刺を配りながら……ということで3枚シングルを出して、という形にしてます」

――ということは、アルバムの曲はもう上がってるんですか。

山森「いや。鋭意作成中です(笑)。シングルは決まってますけど、アルバムのなかの曲はいまも作って、練習して、詰めて、録ってる最中です」

――オータケ(ハヤト、ドラムス)さん。いまのバンドの調子はどうでしょう。

オータケ「結成して5年経ったので、ちょうどバンドの空気感が混ざるようになってきて。〈バン!〉と合わせた時に、説明せずとも感覚的に合うようになったので、どの曲をやっても納得のいくメロディーが生まれています。で、こういうタイミングで、こういう歌モノをみんなでブラッシュアップして出せるということが良かったと思ってます。実際、2008年ぐらいにはもともとのメロディーとオケがありまして。でも感覚的には、その当時にやる曲じゃなかったんですよ。壮大で歌メロが立って、どっしりとしたミドルテンポのロックという、僕の好きなタイプなんですけど、それに彼(豊田ヒロユキ、ギター/コーラス)が歌詞をつけてくれて」

豊田「歌詞は2008年のデモに1回乗っけていて、今回出すにあたって、何ヴァージョンも塗り替えてます。アップ、アップして、たまにダウン、みたいな(笑)……なんか、バンドの調子についての質問だったはずなのに、新しい曲の話になってますけど(笑)」

 

カテゴリ : .com FLASH!

掲載: 2011年04月20日 18:02

インタヴュー・文/宮本英夫