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これまでの歩みを駆け足で紹介!



これまでの歩みを駆け足で紹介!



2009年にインディーから『Here are OKAMOTO'S』でCDデビューした時には、メンバー全員が高校卒業したてホヤホヤ。(タイトルを頂戴した)ソニックスばりの荒削りなロックンロールからは、若さゆえの瞬発力とそれとは裏腹の老成したセンスの両方が垣間見れる。そして、翌年リリースされたメジャー・デビュー作『10'S』は、前作発表後に加入したベーシスト、ハマ・オカモトが繰り出す強靭なグルーヴを軸にしたことで、バンドの表現力と安定感が上昇。年間100本を超えるライヴ行脚で演奏力にさらなる磨きをかけた。それから半年足らずで3作目『オカモトズに夢中』が完成。10代最後のアルバムとなるも、焦燥感とは無縁のポジティヴィティーを迸らせた楽曲に、未来を見据えた姿勢が頼もしく反映されている。直情的なサウンドにこだわりながらも、常に客観的な視点を持ち続ける。そのどこかクールなスタンスがゼロ世代的であり、彼らの最大の魅力でもある。


▼OKAMOTO'Sの作品を紹介。


左から、2009年作『Here are OKAMOTO'S』(redrec)、2010年作『10S』『オカモトズに夢中』(共にARIOLA JAPAN)



カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2011年12月28日 22:00

更新: 2011年12月28日 22:00

ソース: bounce 335号(2011年8月25日発行)

文/北爪啓之

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