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インタビュー

Mr.Children 『祈り ~涙の軌道 / End of the day / pieces』

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 Mr.Childrenが、映画「僕らがいた」(前篇・後篇)の主題歌“祈り ~涙の軌道”、“pieces”と、
力強いバンド・サウンドを鳴り響かせた“End of the day”の3曲を収録したトリプルA面シングルを、
4/18にリリースする。今年5月にデビュー20周年を迎える彼らの2012年の歩みは、この作品から始まる。

デビュー20周年を迎える彼らの2012年の歩みは、この作品から始まる。

 08年に発表した“HANABI”以来、約3年7ヶ月ぶりのニュー・シングル

“祈り ~涙の軌道”、“End of the day”、“pieces”は、Mr.Children史上初の

トリプルA面シングル。

しかも、デジタル配信曲“fanfare”、“かぞえうた”の発表はあったものの、

3年7ヶ月もの間、Mr.ChildrenからCDシングルのリリースがなかったのも、

初めてのことだ。



昨年3/11の大震災後、Mr.Childrenから生まれた“かぞえうた”は、希望の歌だった。

悲しみや苦しみや絶望のど真ん中にいても、それでもやっぱり人は明日という日に

向かって、ひとつでもふたつでもいいから希望の数を数えていくのだろう、

人間にはそんな力がきっとあるはずだと、桜井和寿は“かぞえうた”を作り、11年4月にデジタル配信した。

しかし、桜井和寿はこの歌を作ってから約半年もの間、これから紡いでいく新しい物語の始まりを

高らかに宣言してくれる歌、今のMr.Childrenが鳴らすべき歌をしばらく見つけ出せずにいたのだという。

そんな折、彼は自身の日本への<郷愁>の中で、ひとつの日本的なメロディーに出会い、

それを大切に紡いでいきながら、“祈り ~涙の軌道”の原曲に辿り着いたのだとか。

そんな経緯を持って生まれたこの歌には、新しい物語を始めるにふさわしい、何ものにも負けない

強靭な力がある。ほんの少しだけ私たちの前に立って、みんなを導いてくれる牽引力がある。

優しいピアノの音色。清らからストリングスの旋律。

一音一音に願いを込めて奏でられるバンドの音に想いを乗せた“祈り ~涙の軌道”は、

私たちがこれから歩んでいかなければいけない時代に光を灯してくれる歌になるのだろう。



2曲目“End of the day”は、2012年に入って初レコーディングしたMr.Childrenの最新曲。

伸びやかにぐんぐんと天に向かって両手を広げ、大空に視線を向けているようなMr.Childrenの

躍動感あふれるバンド・サウンド。そこに、身体に湧き起こるエネルギーを全て声に注いだかのような

桜井の力強い歌声が乗る。一気に全速力で100メートル走を駆け抜けていくような

爽快感を感じるこの歌を聴いていると、オーディエンスが歌い、飛び跳ねている光景が目に浮ぶ。

“End of the day”は、きっと今後のMr.Childrenのライヴに不可欠な曲になるのかもしれない。

<輝ける日は来る きっと来る>、<羽ばたける日は来る きっと来る>。そんなフレーズのあとに続くのは

<あと少し そう信じて>、<とりあえず信じて>の言葉。

この歌の最後にあるアコギに乗せた桜井の歌で終わるという余韻のあるアレンジメントは、その余韻の中で

私たちがこの歌に刻まれたメッセージをどう捉えるか、<この歌の先にあるものをどう継承していくかを思い巡らす

余白を残してくれたんだと思った。



3曲目“pieces”は、1曲目“祈り ~涙の軌道”の次に生まれた歌だ。

どこか懐かしい匂いがするのは、初期のMr.Childrenを思い起こさせるようなメロディーラインを持っているからだろうか。

懐かしい匂いに包まれながら、今のMr.Childrenを感じることができる“pieces”。

 

この歌にある<次の一歩を踏み出してみよう>というメッセージは、私たちの心に強い意思となって刻まれ続けるのだろう。


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 今年5月にデビュー20周年を迎えるMr.Childrenは、今回のシングルを機に、

表立った活動を一気に加速していく。

このシングルと同時発売されるライヴDVD&Blu-ray「Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-」、

約2年半ぶりに行う全国6大ドーム・ツアー<MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012>(全14公演)。

そして、彼らが20年前の92年に1stアルバム『EVERYTHING』でメジャーデビューした5/10には、

約10年ぶりにベスト・アルバム『Mr.Children2001-2005 <micro>』『Mr.Children2005-2010 <macro>』を

リリースする。デビュー20周年という大きな節目に、これからの時代に、そして、私たちの日々の生活の中に、

彼らは両手いっぱいに抱えた音楽を響かせてくれるのだ。


 


■New SINGLE……“祈り ~涙の軌道 / End of the day / piecest”
4/18 ON SALE

■SONG LIST……

01.祈り ~涙の軌道 ※(東宝系映画「僕等がいた」前篇主題歌)

02.End of the day

03.pieces ※(東宝系映画「僕等がいた」後篇主題歌) 





 


■LIVE……「MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012」

4/14(土) 、15(日)、5/9(水)、10日(木) 京セラドーム大阪

4/21(土) 、22(日)、西武ドーム

4/29(日・祝)、30(月・休) 福岡 Yahoo! JAPANドーム

5/19(土) 札幌ドーム

5/23(水)、25(金)、26(土) 東京ドーム

6/5(火) 、6(水) ナゴヤドーム

※詳しくはHPにて。


■ PROFILE…Mr.Children(ミスターチルドレン)

 9年に桜井和寿(Vo.&Gt.)、田原健一(Gt.)、中川敬輔(Ba.)、鈴木英哉(Dr.)の4人で結成されたロックバンド。

92年5月にミニアルバム『Everything』でメジャーデビューを果たして以来、老若男女問わず

幅広い世代から絶大な支持を得ている。そして、メジャーデビュー20周年を迎える今年5/10には

約10年ぶりとなるべスト盤をリリース!!


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記事内容:TOWER 2012/4/5号より掲載





カテゴリ : COVER ARTIST

掲載: 2012年04月05日 12:00

ソース: 2012/4/5