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フィラデルフィア・ソウルを代表する名シンガー、TEDDY PENDERGRASSが死去

情熱的なバリトン・ヴォイスを武器に、70年代から80年代にかけて数々の名曲を世に放ったソウル・シンガーのテディ・ペンダーグラスが1月13日、結腸がんの手術に伴う合併症のため亡くなった。享年59歳。彼は昨年に手術を受けたが、その後体調が回復することはなく、そのまま入院先であるフィラデルフィアの病院にて息を引き取ったという。

50年にフィラデルフィアで生まれたテディは、70年に地元の名門ソウル・グループであるハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツに加入。リード・ヴォーカリストとして“If You Don't Know Me By Now”“Wake Up Everybody”などのヒット曲を飛ばす。70年代半ばに同グループを脱退して以降はソロ・シンガーに転身。“Close The Door”“Love T.K.O.”といった数多くのソウル・クラシックを生み出し、その濃密な歌声でセックス・シンボルとして絶大な人気を獲得した。82年に交通事故のため下半身不随となるも、間もなくしてシーンに復帰。2006年に引退を発表するまで精力的に音楽活動を続けていた。

謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。

カテゴリ : ニュース | タグ : 訃報

掲載: 2010年01月16日 21:06

更新: 2010年01月16日 21:12