世界的なハード・ロック・バンド、SCORPIONSが解散を表明
ドイツが誇る世界的なハード・ロック・バンド、スコーピオンズが解散を表明した。3月19日にリリースされるニュー・アルバム『Sting In The Tail』を引っ提げてのワールド・ツアーを数年間行った後、バンドの活動を終了させるという。
バンドのオフィシャルサイトに掲載された声明の全文は下記の通り。
「ステージやスタジオで演奏するにせよ、新たな曲を書くにせよ、君たちのために音楽を作ることが、俺たちの喜びであり、人生の目的であり、夢中になれることなんだ。ここ数か月、ニュー・アルバムの制作をしていて、文字通り自分たちの作品がどれだけパワフルでクリエイティヴかに気付かされた――そして、まだ制作の過程をどれだけ楽しんでいるかもね。でも、また別の考えもある。まだバンドがいい状態にあるうちに、スコーピオンズの素晴らしいキャリアを終わらせたいんだ。自分たちの音楽に対して、いまもバンドを始めた時と同じ情熱を持ち続けていられることが本当に嬉しい。だからこそ、旅路の終わりに辿り着いたことを、いまこそ認めようと思う。俺たちは、これまでで最高のアルバムのうちのひとつと、母国のドイツから始まって5つの大陸を回る数年間のツアーでキャリアを終了させる。ファンの君たちに、最初にそのことを知ってもらいたかった。長年ずっとサポートし続けてくれて、ありがとう! 新作の一部をアップロードしておいたよ。そして……パーティーを始めよう。『Sting In The Tail』に期待してくれ! ワールド・ツアーで会おう」。
声明のなかにある通り、現在オフィシャルサイトでは新作に収められる“Raised On Rock”“The Good Die Young”の一部が試聴可能だ。
スコーピオンズは65年に結成され、72年にデビュー。代表曲には、84年に発表したヒット曲“Rock You Like A Hurricane”などがある。