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GANG STARRのラッパー、GURUが闘病の末に死去

 

人気ヒップホップ・グループのギャング・スターの一員として知られるラッパーのグールーが4月19日、闘病の末に亡くなったことがあきらかとなった。享年43歳。DJプレミアが公認するファンサイト〈DJ Premier Blog〉などでの発表によると、彼は1年以上前よりガンを患っていたとのことで、今年の2月28日に昏睡状態に陥ったのもそれが原因だった模様だ。

サイトでは同時に、彼が病床で書いたとされる手紙の内容をアップ。彼のマネージメントを務めていたソラーやファンへの感謝の気持ちと共に、ギャング・スター時代の相棒であるDJプレミアに対しては、自分の名前を用いたトリビュート・ライヴの実施を許さないなど、彼との関係が完全に断絶していたことを意味する内容が綴られている。

米ボストン出身のグールーは、80年代末にDJプレミアと共にギャング・スターを結成。2003年に活動休止状態となるまでに6枚のアルバムを発表し、その多くがヒップホップの歴史に残る傑作として大きな評価を得ている。また同グループの活動と並行して進められたソロ・プロジェクト=ジャズマタズの作品も人気で、昨年は自身のレーベルからソロ・アルバムを発表するなど精力的な活動を展開していた。

謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。

カテゴリ : ニュース | タグ : 訃報

掲載: 2010年04月20日 20:36

更新: 2010年04月20日 21:43