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伝説的ジャズ・シンガー、LENA HORNEが死去

 

アメリカの女性ジャズ・シンガーにして女優のリナ・ホーンが5月9日、入院していたNYの病院で死去した。享年92歳。詳しい死因はあきらかになっていない。

ホーンは30年代からコットン・クラブに出演し、シンガーとしてのキャリアをスタートさせた。43年に出演した舞台「Panama Hattie」の曲“Stormy Weather”がヒットを記録。以降もテディ・ウィルソンやデューク・エリントンと共演するなどの活躍を見せた。また、女優として数多くのブロードウェイ・ミュージカルやハリウッド映画に出演している。

アフリカ系アメリカ人のホーンは、当時まだ根強かった人種差別と闘い公民権運動に参加するなど政治的な活動にも関わったことで、アメリカ国内での活動が困難となる時期もあった。しかし、78年にはダイアナ・ロスとマイケル・ジャクソンの映画「ウィズ」に出演。シンガーとしても81年にアルバム『Lena Horne: The Lady And Her Music』でグラミー賞最優秀ポップス・パフォーマンス賞を受賞。さらに89年に功労賞を、95年にはライヴ・アルバム『An Evening With Lena Horne』で最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞を同アワードで獲得している。

謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。

カテゴリ : ニュース | タグ : 訃報

掲載: 2010年05月11日 21:45

更新: 2010年05月11日 21:50

ソース: oops