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くるり、瑛太主演映画「まほろ駅前多田便利軒」の主題歌を書き下ろし

 

2011年のゴールデンウィークに公開される映画「まほろ駅前多田便利軒」の主題歌として、くるりが新曲“キャメル”を書き下ろしたことがあきらかとなった。

「まほろ駅前多田便利軒」は、三浦しをんの同名小説を瑛太と松田龍平の主演で映画化した作品。東京郊外の地方都市であるまほろ市を舞台に、便利屋を営むバツイチの男性と、その高校時代の同級生だった男の2人が、さまざまな依頼人からの仕事をこなしながら人生の希望を見つけ出すヒューマンストーリーだ。くるりは本作のために主題歌“キャメル”を書き下ろしで制作。また、岸田繁(ヴォーカル/ギター)は本編の音楽も手掛けているとのこと。彼らが映画のサウンドトラックを担当するのは、「ジョゼと虎と魚たち」以来7年ぶりのこととなる。くるりの2人は今回の発表に際し、以下のコメントを寄せている。

「〈まほろ駅前多田便利軒〉という映画のサウンドトラックと、主題歌“キャメル”を作りました。いろいろ世知辛いと言われている世の中ですが、別にとびっきり幸せでなくてもいいから、前を向いて歩いていたいなぁ、という願望を“キャメル”という主題歌に託しました。このあいだ大森(立嗣)監督と一緒に酒を飲んだのですが、なんか寅さんみたいなひとでした。でも、フーテンではなかったです。なにより素敵な笑顔で、男はつらいよ、って前向きに思ってるひとだなぁと思って、すごくシンパシーを感じました。彼の代表作になるであろうこの映画にぴったりな曲を作ったつもりです。ほな劇場で!」(岸田繁)。

「原作の小説も読んだのですが、映画を見てさらに感情移入して楽しみ、考えることができました。いろんな過去や今日はあれど、明日はみんなに来るんだなという、当たり前のことを感じて、なぜかスッキリした気分になった映画でした。ぜひ劇場でまほろを音楽と一緒に楽しんで頂けたら幸せです」(佐藤征史)。

最新シングル“魔法のじゅうたん”の柴門ふみによるコミカライズやNHK「SONGS」への出演決定、岸田のNTTドコモのCMへの抜擢など、ここのところ大きな話題の絶えないくるり。映画「まほろ駅前多田便利軒」の公開と“キャメル”のリリース情報発表も楽しみに待とう。

カテゴリ : ニュース | タグ : 映画主題歌

掲載: 2010年10月30日 09:00