USのヴェテラン・ソウル・シンガー、MARVIN SEASEが死去

ゴスペルやブルース、ソウルなどのシーンで活躍したアメリカのシンガー、マーヴィン・シーズが2月8日、ミシシッピー州のヴィックスバーグで亡くなった。享年64歳。死因は肺炎と見られているが、公式な発表はまだ行われていない。

46年にサウス・キャロライナで生まれたシーズは、ゴスペル歌手として音楽キャリアをスタートさせたが、20代の頃にNYへと移住し、そこでR&Bスタイルのシンガーに転進。86年に発表した“Ghetto Man”がロンドン／マーキュリーの目に留まり、87年に同レーベルからメジャー・デビューを果たす。その後もジャイヴやマラコといったレーベルを渡り歩きながらコンスタントに作品をリリースし、南部出身らしいコクのある歌声でソウル・ファンからの厚い支持を得ていた。2008年発表のアルバム『Who's Got The Power』が遺作となる。

謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。