THE JESUS & MARY CHAINの全アルバムが2CD+DVD仕様で再発
上段左から、『Psychocandy』『Darklands』『Automatic』
下段左から、『Honey's Dead』『Stoned & Dethroned』『Munki』
ジムとウィリアムのリード兄弟を中心とするグラスゴー発のロック・バンド、ジーザス&メリー・チェイン。彼らが過去に発表したオリジナル・アルバム6タイトルが、2CD+DVD仕様のデラックス・エディションとしてこの秋に相次いでリイシューされる。
まず9月19日に登場するのは、85年作のデビュー・アルバム『Psychocandy』と87年作のセカンド・アルバム『Darklands』の2作品。名盤の誉れ高い前者には、当時のシングルのB面曲や未発表のデモ・トラック、クリエイション時代のシングル“Upside Down”、85年に録音された伝説的なアコースティック・ライヴを含むBBCラジオ・セッションの音源、そして内容の過激さのためレコード会社より発売が差し止められたという逸話を持つ“Jesus Fuck”といったレア曲が追加されている。また、DVDにはPVやバンドが初めてTVでライヴ演奏した際の模様、悪名高い暴動ライヴの未公開映像などを収録。32ページのブックレットは初出の写真やメンバーへの最新のインタヴューなどで構成され、当時バンドのドラマーだった現プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーについても言及されているという。
一方の『Darklands』にも、シングルB面曲やアウトテイク、ドラッグについて歌ったものと解釈されて物議を醸した『Some Candy Talking EP』など、その前後に発表されたアルバム未収録のナンバーを多数追加。87年に録られたBBCによるリード兄弟のインタヴュー音源もトラックリストに含まれており、当時の彼らの肉声にも触れることができる貴重なアイテムと言えそうだ。
そして、9月26日には89年作『Automatic』と92年作『Honey's Dead』の2作品が再発。続いて10月3日に95年作『Stoned & Dethroned』と98年作『Munki』がリイシューされる。いずれも上記のアイテムと同様に大量のボーナス・コンテンツが加えられており、コアなファンも満足すること間違いなしのヴォリューミーかつ濃厚な逸品となっている。発売元であるデモン・ミュージック・グループのオフィシャルサイトには、それぞれのトラックリストが掲載されているので、詳細が気になる人はいますぐそちらにアクセスしよう!