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Cocco、塚本晋也監督の初主演映画「KOTOKO」がべネチア映画祭で2冠

 


Cocco

 

Coccoの初主演映画「KOTOKO」が、第68回べネチア国際映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門で、グランプリとなるオリゾンティ賞を獲得。さらに、併設部門〈ゴールデン・マウス〉でシルバー・マウス大賞を受賞した。

塚本晋也監督の最新作である「KOTOKO」は、自傷癖のあるシングルマザーの不器用な生き方を描いた長編映画で、東北地方太平洋沖地震発生後の日本と思しき国が舞台となっているもの。9月8日に実施されたワールド・プレミア上映ではエンドロールの後に拍手が鳴り止まないほどの好評を博し、権威あるベネチア映画祭で栄誉に輝いた。塚本監督は10日に行われた授賞式のスピーチで、「この賞を、たくさんのものをこの映画に注いでくださった、主演であり、日本の最もすばらしいシンガー・ソングライター、Coccoさんに捧げます。いま、日本はたくさんの悲しいことが起こっています。大事な人のことをとてもとても心配する人がたくさんいます。この映画を、心配で心を痛めているすべての人に捧げます」とコメントしたとのこと。

 


左から、染谷将太、二階堂ふみ

 

また、同映画祭には古谷実の同名コミックを原作とする園子温監督の新作「ヒミズ」も出品されており、こちらは主人公を演じた染谷将太とヒロイン役を務めた二階堂ふみが、最優秀新人俳優賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を揃って受賞。日本人が同賞を獲得するのは今回が初となる。

カテゴリ : ニュース | タグ : 映画

掲載: 2011年09月12日 14:07

更新: 2011年09月12日 14:07

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