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気鋭の4バンドが激突! タワー企画ライヴ〈タワレコメン〉大阪編をレポート

 

 

タワーレコードのオーガナイズによるライヴ・イヴェント〈タワレコメン〉が大阪に初上陸! tricot、荒川ケンタウロス、SAKANAMON、ヒツジツキという気鋭のバンド4組を迎え、3月7日に心斎橋のMusic Club JANUSにて実施しました。ここではその模様をレポートします!

 


tricot

 

オープニング・アクトのtricotは全員頭にタワータオルを巻いて登場。1曲目が始まった途端タオルをぶっ飛ばすなど序盤から飛ばしまくり! 「タワレコでCD売ってないのに呼んでもらって」との挨拶もそこそこに、フロントの女性3人は演奏中リズムに合わせて、とにかく動きまくります。中嶋イッキュウ(ヴォーカル/ギター)の歌声は、曲に交わるようにさまざまな表情を見せ、黒一点のkomaki♂(ドラムス)がそれをしっかり支える、激しく力強い演奏を繰り広げました。途中「言うていいかなー? 発表しちゃおうか!?」などと確認しつつ(笑)、「アルバム出ます! 今度は全国流通で、タワレコでも買える! 詳しくはTwitterで!」と新譜発売の予告も(セカンド・ミニ・アルバム『小学生と宇宙』が5月9日に発売!)。最後の曲“MATSURI”で、キダモティフォ(ギター)がステージから客席に飛び込むというびっくりアクシデント(!?)で終了! ラストまで目が離せないステージでした。

 


荒川ケンタウロス

 

2番手の荒川ケンタウロスは、TRF“BOY MEETS GIRL”のSEに乗って登場し、アルバム『遊覧船の中で見る夜明けはいつも以上に美しい』の1曲目でもある“ストーリーテラー”からスタート。2曲終了したところで、これが関西での初ライヴということもあり、「いまだかつて味わったことがないくらい緊張している」などと水をガブガブ飲みながら語る一幕も。そんな緊張感を気迫に変えてのパフォーマンスでは、持ち前の美しいメロディーと一戸(ヴォーカル)の歌が流れるように響き渡り、会場がキラキラした空間に変わりました。新曲“ど真ん中の海”やバンドのなかで一番古い曲だという“コース”も披露。最後は「踊りましょう!」の声と共に、タワレコ限定発売だったシングル曲“天文学的少年”が演奏されました。ライヴ中にメンバー5人が楽しみながら笑顔で演奏している姿がとても印象的だったので、これを機に関西のファンが一気に増えたはずです!

 


SAKANAMON

 

続いてSAKANAMONはブラックビスケッツの“タイミング”をSEに登場。それに合わせて踊る藤森元生(ヴォーカル/ギター)の「粉もん大好きSAKANAMON!」という大阪を意識した自己紹介と共に、軽快なギターのイントロで始まる“ミュージックプランクトン”からスタート。昨年のイヴェント〈MINAMI WHEEL〉に出演以来の大阪とMCでも触れていたように、大阪では5か月ぶりのライヴということもあり、観客も待ってましたとばかりに盛り上がりました。2曲目の“SAKANAMON THE WORLD”も浮遊感たっぷりのイントロからオフビートに乗せた〈ドラ●もんワールド〉(笑)な歌詞で、SAKANAMONならではの魅力を発揮。その後、初出の新曲も演奏し、完全に会場を乗っ取った彼らにはもう怖いモンなし……。その見た目とは裏腹の音楽的な引き出しの多さにただただ脱帽。いま、ノリにノッている感じが耳に! 肌に! 突き刺さってきました。

 


ヒツジツキ

 

そして、最後は今年1月にセカンド・ミニ・アルバム『closet classic』をリリースしたばかりのヒツジツキ。オープニングは疾走感のある“コード”から始まり、クールだけど激しく演奏する姿と文学的な歌詞を歌う堤俊博(ヴォーカル)に客席は完全に魅了されます。そして2曲目には、いつもであれば中盤のアタマぐらいに演奏する“Goodmorning,Guernica(another morning)”を披露! 会場に集まったファンもこの流れには驚いていて、この日のライヴは彼らにとって何か特別なものがあったように思います。終始クールなパフォーマンスでオーディエンスをヒツジツキの世界観に引き込んだ本編は全7曲で終了。アンコールでは堤が曲を始める前にMCで東日本大震災に向けての思いや自身が経験した親友の死について語り、その後に披露された“桜花火”で〈タワレコメン 大阪編〉を印象深く締め括ってくれました。

タワーレコードでは、今後も話題のアクトを迎えてのライヴ・イヴェントを続々と開催します。詳細はTOWER RECORDS ONLINE内のLIVE INFORMATIONのページにてご確認ください!

★TOWER RECORDS LIVE INFORMATIONはこちらから

 

〈タワレコメン 大阪編〉@ 心斎橋 Music Club JANUS 2012.3.7 セットリスト
【tricot】
1. G.N.S
2. 夢見がちな少女、舞い上がる、空へ
3. 爆裂パニエさん
4. アナメイン
5. slow line
6. MATSURI

【荒川ケンタウロス】
1. ストーリーテラー
2. 10年20年
3. 現実という名の魔物
4. ど真ん中の海(新曲)
5. あすなろ
6. コース
7. 天文学的少年

【SAKANAMON】
1. ミュージックプランクトン
2. SAKANAMON THE WORLD
3. ハロ
4. 架空の色彩
5. 脳内マネジメント事情
6. 新曲
7. 空想イマイマシー
8. 妄想DRIVER

【ヒツジツキ】
1. コーダ
2. Goodmorning,Guernica(another morning)
3. dalahast
4. 雨降
5. 飴色の脱出
6. 図書館は朝を待つ
7. 花とピストル
〈アンコール〉
1. 桜花火 

カテゴリ : ニュース | タグ : タワレコメン

掲載: 2012年04月16日 19:05