エレカシ、映画「のぼうの城」主題歌“ズレてる方がいい”を書き下ろし
エレファントカシマシが、11月2日全国ロードショーの映画「のぼうの城」の主題歌を担当することがあきらかとなった。
映画「のぼうの城」キーヴィジュアル
(C)2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
東日本大震災の影響で公開日が延期となっていた「のぼうの城」は、累計130万部のセールスを記録している和田竜の歴史小説を映画化したもの。豊臣秀吉率いる大軍と戦った忍城軍の逆転劇を描くエンターテイメント大作となっている。主役である忍城軍の総大将・成田長親を狂言師の野村萬斎が演じ、そのほかに榮倉奈々、佐藤浩市、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之、平岳大、市村正親、鈴木保奈美、西村雅彦、平泉成、夏八木勲、中原丈雄、前田吟、中尾明慶、尾野真千子、芦田愛菜といった、超大作に相応しい豪華メンツが出演している。
エレファントカシマシは、そんな「のぼうの城」のために新曲“ズレてる方がいい”を書き下ろし。映画を観て主人公に自らの心を投影したというフロントマンの宮本浩次が、〈ズレてる奴らのカッコよさ〉を正面から歌い上げたナンバーに仕上がっている模様だ。野村も、同楽曲について「非常にストレートなロックで、〈のぼうの城〉から群像劇としての、大きなパワーを受けとって頂けたのではと感動しました」とコメントしている。
“ズレてる方がいい”のリリースは現在のところ未定。エレカシのオフィシャルサイトでは追加情報が随時発表される予定なので、気になるファンは小まめにチェックしよう!
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エレファントカシマシ 宮本浩次 コメント
曲を作るにあたってまず映画を見せて頂き、男達の心象風景が細やかに鮮やかに描かれていてどんどん引き込まれてゆきました。映像の美しさ、CGの迫力、あらゆる現代的な技術を駆使して今だからこそ出来る時代劇なのだと感じました。主人公成田長親に自分の心を投影し〈ズレてる方がいい〉というキーワードを得、〈ズレてる奴らのカッコよさ〉を正面から歌い上げました。試写会でエンディングにこの曲が流れた時、この映画の登場人物の一人に自分もなれた気がして心がふるえました。
野村萬斎 コメント
非常にストレートなロックで、「のぼうの城」から群像劇としての、大きなパワーを受けとって頂けたのではと感動しました。時代劇とロックがコラボして、時代を超える何かが現代にフィードバックされた瞬間のようにも感じられるエンディングの歌だと思います。〈ズレてる方がいい〉という言葉はとても深みがあると思います。本質を見極めているからこそ、時にズレることもある、時代に流されずにズレる位に頑固に行かなきゃいけないという、主人公〈成田長親〉をはじめとする登場人物たちの信念を感じとって作ってくださったのだなと思い、とても嬉しいです。〈日本には今、リーダーがいない〉と言われる中、〈ズレてる〉やつがリーダーとなって立ち上がり、困難に立ち向かうこの映画から、何か希望を見出せるのではないかと思います。それを胸に、是非何度もみて頂きたいと思います。