元ディープ・パープルのキーボード奏者、ジョン・ロードが死去
ジョン・ロード 『To Notice Such Things』ジャケット画像
元ディープ・パープルのメンバーとして知られるキーボード奏者のジョン・ロードが7月16日、肺塞栓症のためロンドンの病院で亡くなった。享年71歳。彼は2011年8月にガンに侵されていることを告白し、闘病生活を送っていた。
41年にレスターで生まれたロードは、アートウッズやフラワー・ポットメンといったバンドでの活動を経て、68年にリッチー・ブラックモアらとディープ・パープルを結成。“Hush”“Smoke On The Water”“Highway Star”などのヒットを飛ばし、ハード・ロックの代名詞的な存在として活躍する。76年に同バンドが解散した後は、ディープ・パープルでドラムスを担当していたイアン・ペイス、旧知の間柄であるトニー・アシュトンと共にペイス・アシュトン・ロード名義で活動し、程なくディープ・パープルの3代目ヴォーカリストであるデイヴィッド・カヴァデールが率いるホワイトスネイクに合流。84年にはディープ・パープルを再結成し、2002年に脱退した後もソロ・アーティストとして多数の作品を残した。2010年に発表したロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団との共演アルバム『To Notice Such Things』が最後のソロ作品となる。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。