タワレコ社長サプライズ登場! アップアップガールズ(仮)単独公演ライヴレポ
ハロプロエッグの研修課程を修了した7名から成るアップフロントエージェンシー所属のアイドル・グループ、アップアップガールズ(仮)が、本日9月2日14:00より、東京・代官山UNITでワンマン・ライヴ〈『アップアップガールズ(仮)1st LIVE代官山決戦(仮)』〉の1回目公演を実施。ここではその模様をレポートします!
怒涛のシングル連続リリースや〈TOKYO IDOL FESTIVAL 2012〉といった参加イヴェントでの評判もあってか、チケットも完売して大盛況となった今回の公演。照明が落ちるとアッパーなオープニングSEが流れ、ついに7人が登場! アプガの楽曲のなかではおそらく最速のナンバー“イチバンガールズ”でいきなり会場をロックし、Oiコールで沸かせると、そこから9月26日に一般発売されるシングルからの楽曲“なめんな! アシガールズ”“マーブルヒーロー”を立て続けに披露します。この夏の全国行脚でも着ていた〈(仮)〉マーク付きのタンクトップに、これまた背中に〈(仮)〉マークの入った黒のジャケットを羽織っていて、可愛らしさとカッコよさを併せ持ったステージにオーディエンスも熱狂で応えます。
メンバー各自の自己紹介と、新井愛瞳、関根梓、佐保明梨、佐藤綾乃、森咲樹の学生組がまだ夏休みの宿題を終えていないという戦慄の告白に続いては、5曲を連続パフォーマンス。先日リリースされたばかりのシングル“メチャキュン♡サマー(´▽`)ノ”で夏気分を盛り上げ、ラインダンスのような振り付けが可愛らしい“You're the best”、せっきーの投げキッスがたまらない“バレバレ I LOVE YOU”、先日YouTubeで公開されたばかりの新曲“チェリーとミルク”、RAMRIDERが手掛けたアップリフティングなダンス・チューン“End Of The Season”と、つい最近までオリジナル楽曲が無かったグループとは思えないほど濃密かつハイクオリティーなナンバーの数々でガンガンと攻めていきます。
そしてここで、彼女たちがオリジナル曲の無かった頃に歌っていた、ハロー!プロジェクトのカヴァー曲をひさびさに披露することに。まずはモーニング娘。のシングル曲“気まぐれプリンセス”のカヴァーでセクシーな振り付けと共にいまの自分たちのダンス・スキルを見せつけると、続いては同じくモーニング娘。の“みかん”で〈みんなでいっしょに前進していこう〉という前向きな気持ちを表現。歌も踊りも本家に負けないぐらいの力強さで、さすがハロプロエッグ出身、実力はピカイチです!
ここからは後半戦に。〈私たち可愛いだけじゃない!〉という思いをロックなサウンドに乗せて歌う新曲“カッコつけていいでしょ!”で、ジャケットを脱ぎ捨ててタンクトップ姿になると、これまた先日YouTubeで公開されたmichitomo制作の新曲“shooting star”“Burn the fire!!”で猛烈にテンションを上げていきます。さらにメンバーもジャンプしまくる人気曲“夕立ち! スルー・ザ・レインボー”からのアップビートな“Rainbow”でタオルを振り回し、MCでの煽りを挟んで“アッパーカット!”に突入! 次の“お願い魅惑のターゲット”ではファンも飛び跳ねまくり、この日イチバンといっても過言ではないほどの盛り上がりを見せました。
そんな熱狂的なライヴ本編も、続く“ストレラ~Straight Up~”で最後。注目クリイエイターのfu_mouによるエモーショナルなサウンドと7人の伸びやかな歌声、カクカクと少しロボットっぽい動きを取り入れたダンスでオーディエンスをしっかりと魅了してステージを去りました。場内からは当然のごとくアンコールの声が沸き起こり、それに応えてふたたび登場した7人は、記念すべき最初のオリジナル曲“Going my ↑”をパフォーマンス。観客はまたもヒートアップします。
ここで今日の感想をひとりずつ述べ、「今日は夢の単独ライヴが出来たんですけど、ここで満足することなく、もっともっともっと上を目指して、メジャー・デビューしたり、〈(仮)〉を取ったり、オリジナル曲を増やしたり、もっと大きな会場でやったり、夢はもっともっと大きく目指して頑張りまーす!」(仙石みなみ)、「(ハロプロエッグの研修終了が伝えられた2年前は)残された時間でどれだけのことができるだろうって考えていたんですけど、今日ここに立ってみて、まだ、明日も、明後日も、半年後も、1年後も、全然わからない未来なんだなってすごい思ったので、今度は2年後、3年後、4年後、自分が想像できないステージに立っていることを願ってもっともっと頑張っていきたいと思いました!」(古川小夏)と今後の抱負を語った彼女たち。さあラストスパートに突入か……と思いきや、ここでアプガを猛烈にプッシュしているタワーレコード新宿店のアイドル担当・古木智志がサプライズ・ゲストとして登場! 先ほどスタッフに手渡されたという手紙を読み上げて、9月と10月のシングル連続リリースと、アプガの単独ライヴ第2弾が12月15日(土)にラフォーレミュージアム六本木で開催決定したことを発表すると、メンバーは歓喜の声を上げて喜び合います。
これでサプライズは終わりかと思いきや、去り際にメンバーに封筒を渡す古木。そのなかには何と、アップアップガールズ(仮)がタワレコのアイドル専門レーベル〈T-Palette Records〉に参加することが決定したというお知らせが! そしてアイドル好きとしてお馴染みのタワレコ社長・嶺脇育夫が姿を現し、アプガの現場には初期の頃から足繁く通っており、これからご一緒できないかとオファーしたことを本人たちに説明します。今後はタワー全店でアプガのCDをプッシュすることを約束し、タワーでイヴェントをやりたいというメンバーからの希望も「お安い御用です」と返答。さすがは社長! 彼女たちは今年の年末に発表予定のシングルCD発売時からT-Paletteに参加する予定です。ちなみに、T-Paletteはインディーズ・レーベルのため、アップアップガールズ(仮)の名前から〈(仮)〉の文字はまだ取れません。残念!
そして会場全体が喜びに沸くなか、アンコールはミディアム・テンポのしっとりとした新曲“Dateline”、メンバーも客席も一体となってサイリウムを振る“サイリウム”で終了。全21曲、2時間半以上(!)にもおよぶライヴは祝祭ムードのなか幕を閉じました。
左から、新井愛瞳、佐藤綾乃、佐保明梨
ちなみに公演終了後、メンバー全員に嶺脇社長の第一印象はどうだったかを訊いてみました。皆さんいろいろな印象を持たれたようですよ。
新井「すごい優しい方、心の広い方だなあと思いました!」
佐藤「可愛いおじいちゃん(笑)。わたし、おじいちゃん好きなんですよ。すごい柔らかい雰囲気の方で、これからアップアップガールズ(仮)をもっと応援してもらうためにも、もっとお話したいなあと思いました」
佐保「すごい普通の人だなあって(笑)。そんな偉い人って思えないくらい普通に話しかけてくれて、話しやすくて良かったです」
左から、関根梓、仙石みなみ、古川小夏
森咲樹
関根「最初、〈アイドル横丁〉の握手会の時にサーッと行かれて、〈あれが社長だよ〉って言われて気付くぐらい、余りにも自然でわからなかったんですけど、今日改めて見たらすごい身長の高い人だなーと思いました(笑)。わたしの予想だと182cmですね」
仙石「わたし以前からインタヴューとか見させていただいてたんですよ。嗣永(桃子)さんとお話になってたりとか、そういうのを見ていたので、ステージに上がってきたとき〈あー、本物だー!〉って高ぶってしまって。実際ステージにいるときは緊張して話しかけられなかったんですけど、これからはアップアップガールズ(仮)のことをもっと知ってもらうためにも、〈これからよろしくお願いします〉という気持ちを込めてお話ししたいなあと思いました」
古川「前に握手会に来てくださったんですよ。その時は本当に一瞬でゆっくり挨拶もできなくて、最後に回ってきて、そのまま握手して帰って行かれたんですよ。(その時は社長であることに気付いてなくて)周りの反応がおかしくて、でも普通に〈ありがとうございました!〉って言っちゃったんですよ。それでスタッフさんに〈タワーレコードの社長だよ!〉って言われて〈エーッ! マジ!〉って。その後、背中に向かって挨拶しちゃいました(笑)。今日はちゃんと会えて良かったです」
森「Berryz工房の熊井(友理奈)さんが好きなんですよね? わたしイメージカラーが熊井さんと同じ緑なんですよ。なのでわたしのことも好きになって欲しいなあって思いました。本当に優しい方で、お父さん的存在になっていただけたら嬉しいなあっていうか、優しく包んでくれそうな方なんで……失礼のない程度に仲良くさせていただきたいです」
〈『アップアップガールズ(仮)1st LIVE代官山決戦(仮)』〉 @ 東京・代官山UNIT 2012.09.02
1. イチバンガールズ!
2. なめんな! アシガールズ
3. マーブルヒーロー
4. メチャキュン♡サマー(´▽`)ノ
5. You're the best
6. バレバレ I LOVE YOU
7. チェリーとミルク
8. End Of The Season
9. 気まぐれプリンセス
10. みかん
11. カッコつけていいでしょ!
12. shooting star
13. Burn the fire!!
14. 夕立ち! スルー・ザ・レインボー
15. Rainbow
16. アッパーカット!
17. お願い魅惑のターゲット
18. ストレラ~Straight Up~
【アンコール】
1. Going my ↑
2. Dateline
3. サイリウム