QUEEN(クイーン)伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』、QUEENの聖地イギリス ウェンブリーにてワールドプレミア開催。布袋寅泰、Brian Mayら登場
11月9日に公開されるQUEENのFreddie Mercury(Vo)の生涯を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』のワールド・プレミアが、イギリスで現地時間10月23日に20世紀最大の音楽イベント「LIVE AID」が開催された会場 ウエンブリー・スタジアムに隣接するウェンブリー・アリーナにて行われた。
イベントがスタートすると、ヴォーカルのFreddie Mercuryを演じたラミ・マレックをはじめ、グウィリム・リー(Brian May役)、ベン・ハーディ(Roger Taylor役)、ジョー・マッゼロ(John Deacon役)らQUEENを演じた4人、Freddieが生涯愛した女性 メアリー・オースティン役を演じたルーシー・ボイントン、EMIレコードの社長を演じたマイク・マイヤーズ、そしてスペシャル・ゲストとして、Freddie Mercuryの実妹 カシュミラ・バルサラなど豪華キャストが登場した。
さらには、本作の音楽総指揮を務めFreddieと共に数々の伝説を作ってきた、QUEENのバンド・メンバー、Brian May(Gt)とRoger Taylor(Dr)が登場すると、彼らの登場を待ちわびた世界中のファンから大歓声が沸き上がった。
この熱狂ぶりに主演のラミ・マレックは「僕らはやることをやってきたと思うし、Brian MayとRoger Taylorが来て下さったことを考えると、悪い予感はしないですね。」と語り、Freddie Mercuryについて「確かに彼はとてもユニークなしぐさの多く、自由な人でしたが、それも彼なりの演出なんだと思います。ただその自由さを表現するのは実に大変なことでしたけどね。Freddieには自由でいられることが大切だったんだと思います。そしてこの映画を観た人たちもFreddieと同じように、もっと自由で開放された気持ちで色々なチャンスをつかめる気持ちになると思います」と作品への自信をのぞかせていた。
ツアーで何度も日本を訪れたことのあるRoger Taylorは「日本のファンは素晴らしかったね。僕たちが日本に初めて行った時からずっととても温かく迎えてくれた。日本人はヴィジュアル面が好きだし、僕たちとはちょっと相思相愛だったんだね。だからこそ日本で何度もツアーをやってきたんだよ(笑)」と笑顔で語り、Brian Mayは「コンニチハ!長年ずっとQUEENのことを信じてくれて、ドウモアリガトウ!君たちのことを愛しているよ。またもうすぐ会えることを願っているよ」と日本語でメッセージ。また、QUEENが世界中を魅了する伝説のバンドとなった聖地ウェンブリーでのプレミア開催にRoger Taylorは「スタジアムでも何度か演奏したことがあるし、アリーナでも何度も演奏してきたんだ。僕たちにとってここは故郷のようなところだよ」と当時を懐かしみ、Brian Mayは「スピリチュアルな意味での故郷だから、僕はとても嬉しいんだ。ありがとう」と喜んだ。
そして、日本からは、Brian Mayと面識があり、世界のロック・シーンをけん引するミュージシャンの布袋寅泰が、日本を代表してワールド・プレミアに特別招待された。布袋は「プレミアに参加出来て光栄です。14歳くらいに初めてQUEENの曲を聴いてから、あの独特の世界観に打ちのめされたひとりで、またギタリストとしても、非常にBrian Mayから影響を受けています。Freddie Mercuryが亡くなってからかなり時間が経ちましたけど、今なおイギリスのみならず世界中の人に愛されているFreddie Mercuryの人柄や才能に触れる大きな機会だと思いますから、映画をじっくり楽しみたいと思います」とコメント。QUEENの聖地ウェンブリーついては、「ウェンブリー・アリーナはFreddieの追悼コンサートに来ました。イギリスに住んでいると、どこにいってもQUEENの曲が流れていて、QUEENがTHE ROLLING STONESやTHE BEATLESと並んで、イギリスが誇るアーティストだと実感するんです。だから彼らの本拠地で、イギリスの人たちが映画にどういう反応をするのか、楽しみです。そして一緒に大いなる拍手を贈りたいと思います」とこれから始まるプレミア上映に期待感を寄せていた。またカーペット上で、Brian Mayとの2年ぶりの再会も果たし、笑顔で挨拶をかわしていた。
その後アリーナ内にて、世界で最初のお披露目になるファン待望のプレミア上映が始まり、キャストとスタッフも同席し、Brian Mayが本作のためにギター演奏をした冒頭の“20世紀フォックスファンファーレ”から場内は盛り上がり、上映中もファンたちは、スクリーンに映し出されるFreddie MercuryやQUEENの姿に熱狂し、エンド・クレジットが流れ始めたときには、1万人がスタンディング・オベーションで拍手喝采が起こった。
いち早く映画を観た布袋は「ミュージシャンの視点だと、下積みから成功、仲間の絆などが描かれていて自分と重なりました。これだけ長い間愛されるのはQUEENの、Freddieの音楽に対する情熱、音楽の力だと思います。音楽のパワーは時を超え、影響をもたらした、その当時のオーディエンスのファッション、舞台の小道具、などプロのミュージシャンが観てニンマリするシーンもありました。役者たちの演技は見事でした」と興奮した様子で大絶賛だった。
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▼映画情報
『ボヘミアン・ラプソディ』
11月9日(金)全国ロードショー
※全米公開:11月2日
原題:Bohemian Rhapsody
監督:ブライアン・シンガー
製作:グレアム・キング / ジム・ビーチ
出演:ラミ・マレック / ジョセフ・マッゼロ / ベン・ハーディ / グウィリム・リー / ルーシー・ボイントン / マイク・マイヤーズ / アレン・リーチ
音楽総指揮:QUEEN(Brian May/Gt、Roger Taylor/Dr)
配給:20世紀フォックス映画
(C)2018 Twentieth Century Fox
■公式サイト
http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース | タグ : 映画
掲載: 2018年10月25日 09:37