【オフィシャルレポート(前編)】韓国・米6都市を回ったONEUS『FLY WITH US』ツアーファナル公演
ONEUSが2020年2月15日、舞浜アンフィシアターにて開催した『FLY WITH US』ツアーファイナル公演のオフィシャルレポートを2回に分けてお届けします。
本日は前編のレポートです!
2020年2月15日。
『FLY WITH US FINAL』公演の会場である舞浜アンフィシアターにはおよそ2000人ものファンが詰めかけ、公演前から公式グッズはほとんどどが完売。昨年8月の日本デビューから約7か月、留まるところを知らない人気を証明している。会場に流れていた音楽のボリュームが⼀気に上がり、ファンは興奮を隠しきれない様子でペンライトを振る。照明が落ち、オープニング映像が始まる。これまで『FLY WITH US』公演を行った韓国・ソウルから、アメリカ・ニューヨーク・シカゴ・アトランタ・ダラス・ミネアポリス・ロサンゼルス公演の映像だ。そして遂にここ日本でファイナルを迎えるという期待に、ファンも胸を膨らませたに違いない。
イントロが始まりリフトを用いてステージ下から登場したONEUS。
韓国でリリースした3枚目のミニアルバムのタイトル曲『가자(LIT)』をスペシャルバージョンで披露。スモークに包まれ幻想的な雰囲気の中、広いステージを活かしたダイナミックなパフォーマンスに1曲目から会場全体が釘付け。バックスクリーンや照明の演出で『가자(LIT)』のコンセプトが最大限に発揮される。いつもと違うアレンジによって一つ一つの細かい表情や指使いに見惚れるような、洗練されたステージで幕を開けた。
2曲目は日本オリジナル曲『A Thousand Stars』。火花が上がってスタートし、重低音とメインボーカルたちの透き通った高音が胸に響く。リズムの変化にもしっかり付いていく力強いダンス。サビでまた火花が上がり、燃え上がるような熱いステージを披露。明るく前向きになれる現代的なEDMサウンドで会場が爽快に。ラストサビではメンバーが⼀気にステージ前方へ飛び出しファンも大興奮。ONEUSと共に羽ばたいて行けそうな楽曲である。
「挨拶します!こんばんは、僕たちはONEUSです!」元気良くスタートした最初のトーク。バックスクリーンに映し出されるメンバーに会場が沸き上がる。
「皆さん元気でしたか?大阪公演を無事に終えて、いよいよ最後の東京公演になりました!今日も最後まで楽しむ準備はできましたか?(ファンウン)」「皆さん、今日の公演も楽しんでくださいね!初めにお聞かせした『가자(LIT)』のスペシャルバージョンはいかがでしたか?2曲目は日本オリジナル曲の『A Thousand Stars』でした!(コンヒ)」「『A Thousand Stars』は1000の星という意味ですよね。でも今は目の前に2000もの星が輝いていてとても綺麗です!(レイブン」「ソホさん!激しい振り付けや高音パートが多い曲も卒なくこなしていますが、それは生まれ持った才能ですか?(ファンウン)」「TOMOON(ONEUSのファンの呼称)のために、たくさん練習したんですよ!(ソホ)」「ソホさんだけでなく、僕たち全員本当にたくさん準備しましたので、ONEUSと⼀緒に楽しんで行きましょうね!(コンヒ)」「東京公演で最後なので、今日ここでエネルギーを全部出し切りたいと思います!たくさん準備したので早くお見せしたいです!それでは行きましょう!(シオン)」
3曲目は日本オリジナル曲『LOST』。情緒的な歌詞や曲調に合う表情としなやかな動き。バックスクリーンには星空が輝く。美しい歌詞がTOMOONの心に刻まれたであろう。高音が響き渡り、切なくも力強いダンスで会場の心を掴んだ。
「皆さんに初めてお届けした『LOST』という曲でした!どうでしたか?かっこよかったですか?この雰囲気のまま、次の曲に⾏ってみましょう!(ソホ)」
続いて披露したのは『Level Up』。前奏の時点で大歓声が沸く。忙しなく移り変わる照明とペンライトのカラーで更に躍動感が増す。彼らの挑発的な表情に会場が揺れる程の盛り上がりを見せ、熱気が冷めないまま最後は金テープが宙を舞った。
デビュー1周年を記念した日の出旅行を収めた、仲の良さが伺える映像の後は雰囲気をガラッと変えて明るくキャッチーな楽曲の連続。最初に披露したのは『삐뚤빼뚤(ZigZag)』。爽やかな衣装に着替え、若々しい魅力を見せてくれた。サビ終わりの印象的な振り付けを真似するファンが微笑ましい。掛け声もしっかりと揃い、メンバーも楽しそうな表情を浮かべる。バックスクリーンもポップなデザインで、会場を更に鮮やかにする。
「ブリッジ映像は僕たちが12月末に江陵というところに遊びに行った時のもので、とても楽しかったんですよ。僕はメンバーたちとトッポッキを買いに行った時に、店員さんが僕たちを見てイケメンだと褒めてくださってトッポッキをタダでくれたのが印象に残っています!(ソホ)」「僕はお刺身を食べたのが⼀番記憶に残っています!(レイブン)」「色々なエピソードがありましたよね。それから僕たちのツアーは韓国から始まって、アメリカの6つの都市を回って日本に来たじゃないですか。ツアーをしながら⼀番成長したメンバーを1、2、3で選ぶのはどうでしょうか!(ファンウン)」1、2、3でシオンが選ばれ、「記念に全世界のTOMOONの為に愛嬌ダンスをお願いします!」という振りに可愛いダンスでしっかりと応えた。
雰囲気そのまま『English Girl』のステージへ。前奏でメンバーの手から舞い落ちる紙吹雪に会場が沸き上がる。楽曲の序盤は自由に動き回りファンと視線を合わせ、途中から振り付けに合流。サビの歌詞がバックスクリーンに映し出され、ファンは口ずさんだり、聞き入ったりと楽しんでいる様子を見せる。ONEUSとTOMOONが一緒に完成させたステージとなった。ノンストップで続く『윙윙윙윙(Plastic Flower)』ではキュートな小物を持ってリラックスした様子でパフォーマンス。最後は可愛く決めポーズで締めくくった。
「僕たちが『윙윙윙윙(Plastic Flower)』で小物を持って登場しましたが、自分の持っているものを自慢してみてください!(ファンウン)」「僕は蜂のブレスレットです。(イド)」「僕は風車です!(コンヒ)」「僕も蜂です!(ファンウン)」「僕は蛾です!笑(ソホ)」「僕は蜂のカチューシャです!蜂の触覚!(レイブン)」「僕はファンウンさんと⼀緒です!お友達です!(シオン)」「みんな可愛いですね!次に披露するのは今までと雰囲気の違った曲です。みなさんの癒しになったら嬉しいです!(コンヒ)」「2 曲続けて披露します!(イド)」
8曲目に披露した日本オリジナル曲にしてTOMOONへの想いが詰まったバラード曲『In My Arms』。ファンも期待していた曲なのだろうか、前奏が流れるとざわめきが。月の光に照らされたような照明とスモークのなか椅子に座って囁くように歌い、楽曲のコンセプトを創り上げる。歌詞一つ一つを噛みしめるように歌うメンバー。ファンも口ずさみながら聞き入る。透き通る歌声でファンを魅了した。続けて椅子から立ち上がり、スタンドマイクで披露した『백야(White Night)』。円形のステージがゆっくりと回り、メンバーはよりファン一人一人と視線を合わせる。歌唱力が存分に発揮されるバラード曲で、ペンライトを振ることも忘れて聞き入るTOMOON。ステージ上に吊るされたミラーボールが回り、まるで会場全体が星空に包まれているよう。メンバーたちのハーモニーに酔いしれ、夢のようなひと時となった。
「皆さんどうでしたか?(コンヒ)」「僕たちの感情的なステージを披露しましたが、少しでも皆さんの慰めになれればとたくさん練習しました!(ファンウン)」「2曲とも癒される曲ですよね。皆さんの力なれたでしょうか!(ソホ)」「そういえば!今日は本当にスペシャルなゲストが来ていますよね!僕たちとはまた後で会いましょう!(シオン)」「スペシャルなゲストのスペシャルなステージを楽しみにしていてください!(ソホ)」「僕たちの曲をもう1曲だけ披露して、スペシャルなステージに移りましょうか!知っている方は一緒に歌ってください!(イド)」
10曲目は昨年12月にリリースし、オリコンデイリーチャートで1位を獲得した日本セカンドシングルのタイトル曲『808』。最新曲というだけあって掛け声もバッチリ揃い、大歓声に包まれる。メンバーは数字の8をイメージしたダイナミックな振り付けでそれに応える。“自分の道は自分で切り開いていく”という力強いメッセージがしっかりと体現された圧巻のステージ。楽曲中の声色と表情のメリハリが感じられ、最初のトークでたくさん準備してきたと話していた成果を目の当たりにすることができた。
後編は4月4日(土)正午に更新予定!
お楽しみに!