小沢健二、ドラマ「珈琲いかがでしょう」OPテーマ“エル・フエゴ(ザ・炎)”初公開配信ライヴ開催決定。初のハイレゾ音源リリースも
小沢健二が、3ヶ月連続シングル・リリース第2弾である“エル・フエゴ(ザ・炎)”のフル・バージョンを初公開する配信ライヴを、急きょ4月20日20時に行うことが決定した。
中村倫也主演のテレビ東京系ドラマ「珈琲いかがでしょう」オープニング・テーマの同楽曲は、スペイン語で「ザ・炎」を意味するタイトルを持つ。ゆらめくような琥珀色の炎がイメージされるこのバラードは、あたたかな癒しを提供するかに見えて、深く苦い過去を持つ主人公を描いた「珈琲いかがでしょう」を体現したような作品である。
この偶然のマリアージュに、小沢健二本人は「『エル・フエゴ(ザ・炎)』を書き終わった頃にこのドラマのお話をいただき、原作マンガを読み進むにつれて、本当に驚きました。『珈琲いかがでしょう』と『エル・フエゴ(ザ・炎)』は、怖いくらいテーマが似ていたからです。もしドラマのために曲を作っていたら、ここまで強烈にシンクロはしなかった気がします」と語る。
3月にリリースされた3ヶ月連続シングル第1弾“ウルトラマン・ゼンブ”は小沢健二の4歳次男の発想がもとになっていたというが、今作“エル・フエゴ(ザ・炎)”は7歳の長男が考えた想像上の人物がモチーフとなっており、ふたつの楽曲は文字通り兄弟作と言える。
今作のシングル・ジャケットは“ウルトラマン・ゼンブ”のミュージック・ビデオを撮影した当山礼子による長男 凜音君のポートレート。それに合わせて小沢健二のアーティスト写真も、トラッドな白いシャツに黒いネクタイという、息子と同じスタイリング、同じ構図のものに切り替わる。
2作続けて子供に着想を得たシングルとなるが、決して子供そのものを描いているわけではない。より普遍的な、広がりを持つものを描写しているのは2019年のアルバム『So kakkoii 宇宙』から共通する作品の特徴だ。小沢健二は「子どもを題材にするのではなく、子どもの時空に入りこんで一緒に書く、という手法です」と話す。
配信ライヴは、今回は録音や打ち込みは使わずにすべて生音で届けられる。「マイクロ魔法的」と題して短く凝縮されたライヴの中で、1回目の演奏は小沢健二のギターのみ、2回目は読売交響楽団のソロ・チェロ奏者である遠藤真理が加わる予定だ。また、映像は前回の配信と同じく、ファッション・フォトグラファーの守本勝英がカメラマンを務める。
なお、このライヴが“エル・フエゴ(ザ・炎)”フル・バージョンの初披露となり、翌4月21日より配信解禁となる。新しい曲はリスナーの目の前で、生で届けたいという小沢健二の強い願いから実現したショート・ライヴだ。また、同楽曲は小沢健二の音源としては初めてのハイレゾ配信が行われ、96kHz/24bitという高音質で楽しむことができる。
ドラマ「珈琲いかがでしょう」では、ストーリーに合わせて小沢健二自らが“エル・フエゴ(ザ・炎)”のうち、その回にピッタリのパートを切り出して編曲している。まさに物語とあざなえる1本の紐のように曲が現れ、回を追うごとにパズルのピースが埋まっていくような効果をもたらす。その意味で、冒頭から見逃せない(聴き逃せない)ドラマとなっている。配信ライヴで曲の全体像をいち早く掴んで、ドラマの行方を想像してみるのも一興だ。
▼配信ライヴ情報
「小沢健二 マイクロ魔法的・4月『エル・フエゴ(ザ・炎)』」
4月20日(火)20:00~20:15
※アーカイヴあり:4月22日(木)23:59まで
▼リリース情報
小沢健二
3ヶ月連続シングル第2弾
“エル・フエゴ(ザ・炎)”
4月21日(水)リリース
※配信リリース
3ヶ月連続シングル第1弾
“ウルトラマン・ゼンブ”
NOW ON SALE
※配信リリース
DVD映像作品
『キツネを追ってゆくんだよ』
NOW ON SALE
▼番組情報
「珈琲いかがでしょう」
毎週月曜 23:06~放送中
主演:中村倫也
オープニング・テーマ:小沢健二 “エル・フエゴ(ザ・炎)”(Virgin Music/UNIVERSAL MUSIC)
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/coffee_ikaga/
公式Twitter:@tx_coffee
公式Instagram:@tx_coffee_ikaga
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース | タグ : TVドラマ主題歌
掲載: 2021年04月13日 16:00