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BE:FIRST、初のワンマン・ツアー「BE:FIRST 1st One Man Tour “BE:1” 2022-2023」オフィシャル・レポート

BE:FIRST
撮影=田中聖太郎

BE:FIRST初の全国ツアー「BE:FIRST 1st One Man Tour “BE:1” 2022-2023」。全国19都市27公演の会場を回り、自身初のアリーナ会場である国立代々木競技場 第一体育館での追加公演2デイズ、その初日の模様をレポートする。

開演時刻になり、巨大なヴィジョンにオープニング映像が流れる。SHUNTO、SOTA、RYOKI、RYUHEI、LEO、JUNON、MANATOの順にBE:FIRSTの7人が登場し、重要な情報が入ったUSBメモリーを盗むというミッションを完遂するドラマ仕立ての内容だ。ヴィジョンに「Here Comes」という文字が映り、12,000人のオーディエンスが一斉に立ち上がる。1曲目は1stアルバム『BE:1』のオープニング・ナンバーであり、メンバー自身による歌詞で「BE:FIRSTとは?」を突き詰めた“BF is…”だ。初のアリーナ・ワンマンだが、少しの萎縮も感じさせない7人。約4ヶ月間全国を回り、「紅白歌合戦」や「レコード大賞」をはじめとする様々なイベントにも出演し、たくましく成長したことが節々から感じられるパフォーマンスが展開される。

SHUNTOのアジテートから、ロック・チューン“Brave Generation”へ。MANATOが「裸足のまま若さを重ねて」と歌うタイミングで、7人はゆっくりと花道に歩き出す。アリーナ・ワンマン仕様のメイン・ステージから伸びた花道の先にあるセンター・ステージに移動した7人は、至近距離から思い思いにオーディエンスにジェスチャーを送る。SHUNTOが「BE:FIRST、1stワンマン・ツアー。始めるぜ」と言って凄味を効かせると、大きな拍手が上がった。

7人それぞれの美しく伸びやかな歌の魅力が大いに発揮された“Moment”に続いては、7人全員のワイルドなラップ曲“Milli-Billi”。この振れ幅は数多くあるBE:FIRSTの強みのひとつだ。地鳴りのような低音が響き、“Betrayal Game”へ。一気に色気が匂い立ち、オーディエンスが固唾を呑むようにして見守るなか、7人それぞれが歌、ラップ、ダンス――次々と伝家の宝刀を抜いていくかのような“Betrayal Game”の破壊力はやはりすごい。しかも観るたびに、しなやかに、艶やかに進化している。ステージにSOTA、SHUNTO、RYOKIの3人が残り、ダンス・ブレイクを披露。花道から伸びるセンター・ステージにはMANATO、RYUHEI、JUNON、LEOの姿が。マイク・スタンドを使い、4人のユニット曲“Softly”へ。チルでメロウなグルーヴと一体化した4人の歌声にオーディエンスが酔いしれる。

ヴィジョンに人気動画コンテンツ「You're My “BESTY”」が流れる。2チームに分かれてレーシング・ゲームを楽しむ7人。車がスピンし、SOTA&SHUNTO&RYOKIによるユニット曲“Spin!”のイントロに繋がるというニクい流れ。サングラスをかけたSOTA&SHUNTO&RYOKIが迫力あるラップを叩きつける。7人が再び揃ったところで、“Move On”に雪崩れ込んだ。

後半戦、“First Step”のサビでは、ステージ上で7人が満面の笑顔でジャンプをしながらタオルを回し、客席では大量のタオルとペンライトが回った。RYOKIが「最高の会場だぜ! 楽しんでいこうぜ!」と言い、“Kick Start”へ。7人が肩を組んだり、笑顔を見せ合いながらステージ上を移動し、カメラに楽しそうな表情を送る。7人が「クラップ、クラップ、クラップ、ヘイ、オー!」とリズムに乗せて歌い、オーディエンスもハンドクラップで応え、一体感を高めていく。そして、プレデビュー曲“Shining One”へ。もはや余裕すら感じさせる軽やかなグルーヴが場内を包む。ライヴごとにアレンジされるRYOKIの「Can you feel it?」というラインは、とても真摯なトーンでの「ここまでついてきてありがとう」というフレーズだった。デビューから1年強。BE:FIRSTが新たな挑戦をし続けられるのもBESTY(BE:FIRSTのファンの呼称)あってこそ。感謝の気持ちが込められた“Shining One”に大きな拍手が送られる。

SOTAが「新曲持ってきたぞ! “Boom Boom Back”」と叫び、新曲“Boom Boom Back”が世界初披露された。ワイルド且つファンキーなヒップホップ・ダンス・ナンバーで、BE:FIRSTがまた新しい扉を開いた楽曲だ。ヴィジョンにはオープニング映像の伏線を回収するような映像が流れる。RYOKIと対決していた覆面男性は実はEXITの兼近大樹で、兼近の軽妙な芝居と共に“Boom Boom Back”が2月13日に配信されることが告知された。

これまでのミュージック・ビデオをバックに、7人が順にツアーやBESTYへの想いを話すメッセージ映像が流れる。SOTAが「僕らにしか見せられない、他では絶対に味わえないような驚きや興奮を音楽を通して届けられる存在になっていきたい」と口にする。センター・ステージがゆっくりと上がり、BE:FIRST史上最もストレートなラヴ・ソングであり、BESTYとの深い繋がりを歌っているようにも聴こえる“Message”を披露。この日の“Message”は、これからもBE:FIRSTにしか見せられない驚きや興奮を届けていくという、誓いのようなニュアンスも宿していた。LEOが「君しかいないから」と歌ったあと、場内が真っ暗になり、ひと筋の流れ星が客席を駆け抜け、思わずオーディエンスの息が漏れる。

会場全体がオレンジのライトで照らされ、“Grateful Pain”へ。ステージに少し距離を取って座る7人。「感謝の痛み」をテーマに7人それぞれが赤裸々な思いを綴った楽曲だが、どんどん歌の表情が豊かになっており、切実さと真摯さで鳥肌を誘う楽曲に成長している。胸を打つ歌に感極まったような拍手が上がった。

LEOが「僕たちにはタイムマシンはないけれど、今日みたいな幸せな日があると、つらかった昨日にもありがとうと言えるようになります。あなたにしか歩めない、僕らにしか歩めない昨日や今日や明日を繰り返して、またこうして会いましょう。今日という素敵な日のエンドロールに。“Bye-Good-Bye”」と言って、“Bye-Good-Bye”へ。「さよならはスタートラインなんだ」というポジティヴな思いを7人それぞれが歌に乗せ、サビでJUNONの歌が一気に想いを解き放った。

7人が繋いだ手を高々と上げたあと、お辞儀をする。RYUHEIが「僕たちBE:FIRSTはデビューした日からずっとずっとBESTYと手を繋ぎながら歩んできて、こうやって大きな舞台に立てました。僕自身、MCでうまく話せないときもあるけど、ステージに立ってパフォーマンスしているときだけはすごく心強い味方がいる気持ちでパフォーマンスできています。これからも全力で恩返しできるように頑張っていきます」ととても充実した表情で話す。SHUNTOが、「夢のひとつだったステージに立てて、こうやってバカみたいに楽しく音楽やって、ここにいるひとりひとり全員と心が通じ合っているような素敵な時間を過ごせて、俺の今の人生は最高で仕方ないです。誰が何と言おうと最高です!」と満面の笑顔で口にする。SHUNTOが続けて、「俺たちが世界に行くっていう目標は世の中的には絶対に無理だって思われていると思います。だけど、そんな俺らの目標や覚悟を何の迷いもなくついてきてくれたあなたがここにいてくれるから、俺らはこの大きなステージに立てた。また成長したお互いで会いましょう!」と再会を約束する。

デビュー曲“Gifted.”のあと、SOTAが力強く宣言した。「僕たちには明確な計画があります。僕たちは次のステージに進みます。今この場所から全世界のBESTYに宣言させてください。BE:FIRSTは近い未来にドームでのライヴができるアーティストになります」。どよめきにも近い大きな拍手が湧き上がる。さらに力強い口調で、「2024年の間にみなさんにその景色を見せます!! 約束します。ついて来てください。改めて、僕たちの名前はBE:FIRSTです。常にトップを目指し、努力し、挑戦し続ける。その先に最高のところでまた会うために、まずはネクスト・ステージ、最高のアリーナ・ツアーで会いましょう!」と言った。ヴィジョンに「We All Gifted.」という文字が映ったあと、7人それぞれの直筆メッセージが映し出され、ライヴは幕を閉じた。BE:FIRSTはまだまだ大きくなる。近い将来日本でのドーム公演を実現させるためのアリーナ・ツアー、そして、目指すは世界だ。

文=小松香里

BE:FIRST

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BE:FIRST
撮影=田中聖太郎

 

▼ツアー情報
「BE:FIRST 1st One Man Tour “BE:1” 2022-2023」
2月22日(水)グランキューブ大阪 メインホール ※振替公演
2月23日(木・祝)グランキューブ大阪 メインホール ※振替公演

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カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース

掲載: 2023年02月03日 18:40