菅田将暉、3年ぶりのツアー締めくくる自身最大規模の日本武道館公演を完遂。新曲“美しい生き物”を初披露

Photo by 上飯坂一

菅田将暉の自身最大規模となるライヴ「菅田将暉LIVE TOUR “クワイエットジャーニー” in日本武道館」が開催された。

昨年2022年11月にリリースされた『クワイエットジャーニー - EP』を引っ提げて行われた3年ぶりのツアーの最後を締めくくるのは、1万人動員で自身初となる日本武道館公演。オープニングSEと共にバンド・メンバーと菅田将暉が登場し、神秘的な雰囲気のなか、ツアー・タイトルにもなっている“クワイエットジャーニー”を披露。続けてオーディエンスの手拍子と共に“ゆだねたギター”と、バンド・メンバーと作り上げた新作EP収録曲を歌唱した。

「こんにちは菅田将暉です。そしてバンド・メンバー KNEEKIDSです。まさかの日本武道館でございます。ありがとうございます。俳優業だとこれだけの人の前に立つことがなかなかないので、とても不思議です」と、初の日本武道館でのライヴを噛み締めた。続いて披露したのは“愛と右脳”、“りびんぐでっど”。そして“キスだけで”では、ステージ・セットに置かれたベッドやソファを使いながら、色気のあるパフォーマンスを披露。モニターにもその様子が映し出され、まるで部屋の中にいるような演出で魅了した。

そして初めてバンド・セットでの有観客披露となる“虹”は、スタンド・マイクを握りながら、目を閉じて噛み締めるように歌う姿、ストリングス隊も加わったその優しい音色に、オーディエンスは万雷の拍手を送った。

自粛期間中に制作した“ギターウサギ”、ライヴ・オリジナル・アレンジでソファに座りながらホームな雰囲気で披露された“まちがいさがし”に続いて、“見たこともない景色”を披露していると、「1回止めまーす」と演奏を中断させて割って入ってきたのはアルコ＆ピースの平子祐希。ツアー中はいつも映像でゲスト出演をしていたが、今回は平子先生として、生で菅田を歌唱指導。会場のボルテージを最大にして、“見たこともない景色”を披露した。

Vaundy提供の“惑う糸”、KNEEKIDSと共に作った“TONE BENDER LOVE”、そして菅田将暉の音楽活動を共に歩んできた“さよならエレジー”を披露し、会場は最高潮に。

「楽しませていただいています。夢見心地です。本当にありがとうございます。新しい曲をやろうかなと思います。Sundayカミデさんと作らせていただきまして、ジャケットは岡山天音という俳優にお願いしました。すごい良い画を描いてくれました。今日みなさんが帰って、夜24時から聴けるようになっているので、どうぞよろしくお願いします」というサプライズ告知で披露したのは、新曲“美しい生き物”。ミドル・テンポで哀愁ある楽曲で、会場を温かい雰囲気に包み込んだ。最後は本編1曲目で披露した“クワイエットジャーニー”を改めて演奏し、本編を終了させた。

そして再び登場したアンコールでは、THE HIGH-LOWSのカバー“日曜日よりの使者”歌唱中に「ゲスト呼んでもよろしいでしょうか。Creepy Nuts！」と、サプライズ・ゲストで登場したのはCreepy Nuts。「2020年に作って、3年かかってやっとです。お客さんの前での初披露が武道館というのもスペシャルだなと」R-指定が会場を盛り上げ、ライヴで初となる“サントラ”を披露した。アンコール・ラストは“ゆらゆら”で締めくくり、「菅田将暉です。ありがとうございました。またこうやって集えるよう頑張ります。元気で！」と伝え、全21曲を披露し、ステージを降りた。

Photo by 上飯坂一

▼映画情報
『ミステリと言う勿れ』
2023年秋ロードショー
主演：菅田将暉
原作：田村由美「ミステリと言う勿れ」（小学館「月刊フラワーズ」連載中）
監督：松山博昭
公式サイト：https://not-mystery-movie.jp/
公式Twitter：@not_mystery_
公式Instagram：not_mystery_not
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