松村北斗×上白石萌音W主演映画『夜明けのすべて』、本予告&場面写真公開
松村北斗と上白石萌音がW主演を務める映画『夜明けのすべて』が来年2024年2月9日に公開。このたび、本予告が解禁された。
今回公開された本予告は、PMS(月経前症候群)の症状で不機嫌そうな表情を浮かべる藤沢さん(上白石萌音)を外に連れ出す山添くん(松村北斗)の、少し風変りなふたりの関係性を切り取ったシーンから始まる。PMSで周囲にイライラをぶつけてしまう藤沢さんに「しばらく一人で怒っててもらっていいですか?」と声を掛ける同僚の山添くんもまたパニック障害を抱えていた。心が思い通りにならず電車など逃げ場のない場所に行けなくなってしまった山添くんのために、藤沢さんはいきなり家に押しかけて自転車をプレゼントすることを思いつく。そうやって少しずつ互いの事情と孤独を知ったふたりは、生きづらさを抱える者同士、遠慮のない素の自分で関わり合うことで、少しずつ希望を見いだしていく。自転車で駆けていく山添くん、ベランダで風を感じる藤沢さんを優しく包み込むのは、16mmフィルムならではの美しく柔らかな光。『ケイコ 目を澄ませて』(2022年)で国内外の観客を魅了した、三宅唱監督と撮影の月永雄太による圧倒的な映像美は本作でも健在だ。そして、『きみの鳥はうたえる』(2018年)でも三宅監督作品の劇伴を担当したHi'Specの音楽が、少しずつ変化する日常に優しく寄り添う。さらに、藤沢さんのナレーションと共に映し出されるのは、「夜明け前がいちばん暗い。」という文章から始まる「夜についてのメモ」と、原作にはない映画オリジナルの設定として登場するプラネタリウム。「“夜明け”を単に希望の比喩とせずに、その人その人によってさまざまな意味を持ちうる「夜」を描きたいと考えていた」と語る三宅監督が導き出したこのシーンは、やがて迎えるふたりの新しい「夜明け」をそっと想像したくなるような、味わい深いシーンとなっている。
また併せて、山添くんと藤沢さんが勤める栗田科学の社長 栗田和夫(光石研)や、藤沢さんの母 倫子とのささやかな日常を切り取った写真や、山添くんの前職の上司 辻本(渋川清彦)や山添くんの恋人(芋生悠)らと関わり合いながら、少しずつ移ろいゆくふたりの世界を捉えた場面写真も解禁。生きづらさを抱えたふたりにそっと寄り添う彼らの姿や優しい表情に、思わず心が温かくなる。
▼映画情報
『夜明けのすべて』
2月9日(金)ロードショー
出演:松村北斗 / 上白石萌音 / 渋川清彦 / 芋生悠 / 藤間爽子 / 久保田磨希 / 足立智充 / りょう / 光石研
原作:瀬尾まいこ「夜明けのすべて」(水鈴社 刊)
監督:三宅唱
脚本:和田清人 / 三宅唱
音楽:Hi'Spec
製作:『夜明けのすべて』 製作委員会
企画/制作:ホリプロ
制作プロダクション:ザフール
配給:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース
公式サイト:http://yoakenosubete-movie.asmik-ace.co.jp/
公式X:@yoakenosubete
公式Instagram:@yoakenosubete_movie
(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
▼書籍情報
瀬尾まいこ
「夜明けのすべて」
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース
掲載: 2023年11月21日 17:10