「2024年本屋大賞」、宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」が大賞を受賞。デビュー作にして前代未聞の14冠、40万部突破の話題作に
4月10日に明治記念館にて「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2024年本屋大賞」の発表会が開催。宮島未奈の「成瀬は天下を取りにいく」(新潮社)が、本年度の「本屋大賞」を受賞したことが発表された。
本作は、新潮社主催の新人賞である第20回「女による女のためのR-18文学賞」で史上初の三冠(大賞、読者賞、友近賞)を獲得した「ありがとう西武大津店」を含む、著者のデビュー作。滋賀県大津市に住む中学生 成瀬あかりは、コロナ禍真っ只中の夏休みに地元の百貨店「西武大津店」が閉店すると聞き、「この夏を西武に捧げようと思う」と宣言して毎日通い始める――そんな我が道を突き進む姿が熱烈な支持を集め、デビュー作ながら「坪田譲治文学賞」や「静岡書店大賞」、「キノベス!2024」など数々のブック・アワードに輝いた。このたびの「2024年本屋大賞」受賞で14冠を達成。現時点で、14刷40万部突破を果たす大ヒット作となった。
なお、「2024年本屋大賞」のすべての順位は以下の通り。
1位「成瀬は天下を取りにいく」 / 宮島未奈(新潮社)
2位「水車小屋のネネ」 / 津村記久子(毎日新聞出版)
3位「存在のすべてを」 / 塩田武士(朝日新聞出版)
4位「スピノザの診察室」 / 夏川草介(水鈴社)
5位「レーエンデ国物語」 / 多崎礼(講談社)
6位「黄色い家」 / 川上未映子(中央公論新社)
7位「リカバリー・カバヒコ」 / 青山美智子(光文社)
8位「星を編む」 / 凪良ゆう(講談社)
9位「放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件」 / 知念実希人(ライツ社)
10位「君が手にするはずだった黄金について」 / 小川哲(新潮社)
▼書籍情報
宮島未奈
「成瀬は天下を取りにいく」
津村記久子
「水車小屋のネネ」
塩田武士
「存在のすべてを」
夏川草介
「スピノザの診察室」
多崎礼
「レーエンデ国物語」
川上未映子
「黄色い家」
青山美智子
「リカバリー・カバヒコ」
凪良ゆう
「星を編む」
知念実希人
「放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件」
小川哲
「君が手にするはずだった黄金について」
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース
掲載: 2024年04月11日 13:20