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ポルノグラフィティ、「因島・横浜ロマンスポルノ'24 ~解放区~」横浜スタジアム2デイズ・ライヴにて約65,000人と熱狂のなか終幕

ポルノグラフィティ

今年2024年9月にメジャー・デビュー25周年を迎えたポルノグラフィティが、約6年ぶりとなる野外スタジアム・ライヴを開催した。

8月31日、9月1日には、メンバーの故郷、広島県因島でのライヴも予定していたが、初日公演は台風の影響で中止を余儀なくされた。しかし、観客や故郷 因島の人たちの温かい応援に背中を押され、ステージ・セットや演出を変更しつつ、なんとか2日目は開催。故郷のことを想い歌った楽曲の披露や地元の後輩である学生とのコラボによる因島のイメージ・キャラクター“はっさくんのテーマ”等、島に駆けつけた大勢の観客の前で、まさに錦を飾ることのできたライヴとなった。さらに前日の公演中止により来場が叶わなかった人や、チケットが取れなかった人に向けて、急遽ライヴ中に1曲YouTubeにて生配信を行い、Xではトレンド入り、YouTube急上昇入りする等、熱い話題を呼んだ。

そしてメジャー・デビュー日の9月8日とその前日9月7日にポルノグラフィティの歴史で数々の伝説を残してきた横浜スタジアムでのライヴを開催。周年イヤーのラストを締めくくる地として、横浜スタジアムでのライヴ開催というのも、25年というポルノグラフィティとして長い道のりを歩み続けてきたメンバーの決意を感じるだけでなく、新たな歴史を刻むライヴとなった。

ライヴは“おいでよサンタモニカ”からスタート。「横浜!!」の大合唱でグッと観客を引き込むと、間髪入れずに“ネオメロドラマティック”へ。その時点で会場の熱気はすでに最高潮に達し、始まりから伝説のライヴを確信させた。その後“メジャー”に続いてデビュー曲である“アポロ”を熱唱し、当時を超えるパワフルなパフォーマンスで会場を1つにした。

MCで岡野昭仁(Vo)は「因島初日は残念ながらライヴを開催できなかった。その残念な想いのぶんも、今日はここにいるみんなで大いに騒いで楽しんで帰ろう!!」と語り、その後地元因島の風を少しでも感じてもらいたいと“狼”を披露。メンバーの故郷「折古ノ浜」を舞台にしたファンに人気の楽曲である。続く“OLD VILLAGER”では「予定調和」をぶち破れと言わんばかりのロック・サウンドがスタジアムに響き渡る。

MCでポルノグラフィティの活動の中で数々の旗を立ててきたと語り、“FLAG”を披露。その後も“カメレオン・レンズ”、“シスター”、“愛が呼ぶほうへ”と人気曲が続く。改めてポルノグラフィティの楽曲の幅の広さを感じさせるブロックとなった。

「ライヴでは披露したことがない楽曲」と話し“むかいあわせ”をライヴ初披露。ファン待望の人気曲だっただけに、待ってましたと言わんばかりの歓声が鳴り響いた。その後アコースティック・アレンジの“ギフト”、そして今回の「ロマンスポルノ’24 ~解放区~」バージョンの“THE DAY”を披露。楽曲中盤からの一気に駆け上がるようなサウンドの盛り上がりにファンも度肝を抜かれただろう。

新藤晴一(Gt)とサポート・ミュージシャンによるインスト楽曲“螺旋”で会場の雰囲気を一変させると、続くポルノグラフィティの新機軸となり、ライヴの鉄板曲“Zombies are standing out”のイントロが流れた瞬間に大歓声が会場に響く。炎が燃え盛るなか、躍動するメンバーのパフォーマンス、そして骨太なロック・サウンドに、ファンのボルテージが一気に高まり、会場は割れんばかりの盛り上がりを見せた。

「まだまだ盛り上がる準備はできているか!?」と“ヒトリノ夜”、“Jazz up”を披露。次の“ミュージック・アワー”では恒例の「変な踊り」で3万5,000人のファンが一糸乱れぬ手振りをする姿は、ポルノのライヴならではの光景だろう。そして“アゲハ蝶”では、「ラララ」の大合唱が横浜の夜空に鳴り響いた。

「皆さんと創るこの場所が僕らの解放区です」と本編最後であり、ライヴ・タイトルとなる楽曲“解放区”へ続く。楽曲のエンディングで「みんながいるからワシ等は頑張れる」と語ったが、ファンにとっても「ポルノグラフィティがいるから」という気持ちは間違いなくあったであろう。ポルノグラフィティのライヴに来た人たちにとっての特別な時間こそ、まさに「解放区」となったに違いない。メンバーと観客の気持ちが1つとなり、ライヴの本編を締めくくった。

熱烈なポルノコールにより、再びステージに現れたメンバーから、9月1日に開催された「ロマンスポルノ’24 ~解放区~」因島公演を全国の映画館で上映すると嬉しい知らせが。11月8日、9日、10日の3日間の上映となるとのことで、ぜひ詳細を楽しみに待ってもらうとともに、近くの映画館に足を運んで因島の風を感じてほしい。

「メイン・ステージから、移動します!」という岡野の号令を合図に、大漁旗を先頭に特別仕様のカートでサブステージへ移動するメンバー。アンコール1曲目は、サプライズとなる新曲“ヴィヴァーチェ”。「見えない枠、窮屈な考えから飛び出して、自分らしさを自分自身で手に入れる、この曲がそんなきっかけになってほしい」と曲に込めた想いからスタートした新曲では、まさにそれを体現するかの如く燃えるように歌う岡野の姿から、感動の波が会場を覆った。続いて披露された“Ohhh!!! HANABI”では、会場が1つの生き物かのように、一糸狂わぬタオル回しにより、夏の終わりの心地よい風が会場を包んだ。そして曲の最後にはこの新しい「解放区」を祝う、花火が打ち上げられ、華麗に幕を閉じた。

と思いきや、さらにラストはライヴ定番曲“ジレンマ”で、これでもかと歌い、弾き、踊るメンバーと観客で大暴れしてポルノグラフィティの熱すぎる夏が幕を閉じた。

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▼リリース情報
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ベスト・アルバム
『ポルノグラフィティ全書~ALL TIME SINGLES~』
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映像作品
『19thライヴサーキット “PG wasn't built in a day” Live at TOKYO ARIAKE ARENA 2024』
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カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース

掲載: 2024年09月10日 12:25