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第35回 ─ 敬老のソウル・ジャイアンツ

秋にじっくり賞味したいリイシューの幸!

連載
IN THE SHADOW OF SOUL
公開
2008/10/23   21:00
ソース
『bounce』 303号(2008/9/25)
テキスト
文/出嶌 孝次

  今月も……(略)。まずはディープな発掘が進む南部モノから、以前紹介したXLとサウンド・オブ・メンフィス音源のコンピに第2弾『Play The Game: The XL And Sound Of Memphis Story Vol. 2』(Kent)が登場! ミニッツやスウィーティーンズらによる10曲以上もの未発表曲も食通には嬉しいんだろうけど、この粋な泥臭さは普通に堪能してもらいたいですね。

  南部産ではこちらも定番コンピの続編となる『New Orleans Funk Volume 2』(Soul Jazz)がマスト。いま聴くならアート・ネヴィル“Bo Diddley”でしょ。

  で、シカゴに飛べばシェイズ・オブ・ブラウンの70年作『S.O.B.』(Cadet/Dusty-Groove America)がたぶん初CD化! 人気ネタもありますが、それ以前にシカゴ産ならではの洒脱なハーモニーに酔わされるはず。


  最後はモホークスの前身=パワー・パックがJBやビートルズらの曲をインストで演った69年作『Soul Cure』(Power Pack/Just Ride)を。まあ、これはジャケ買いです。