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第22回──スラッシュがソロで帰還

連載
OSHIETAL
公開
2010/04/01   21:00
更新
2010/04/01   21:05
ソース
bounce 319号 (2010年3月25日発行)
テキスト
文/山口コージー

 

Slash -A1

お待たせしました〈OSHIETAL〉、今月はスラッシュを教えたる! 85年にアクセル・ローズらとガンズ・アンド・ローゼズを結成して以降の伝説については説明不要だろう。そんな彼がソロへと転身を図ったのは、ガンズのために作った楽曲をアクセルに全面拒否されたことがきっかけ。スラッシュズ・スネイクピットを結成して95年のデビュー作『It's Five O' Clock Somewhere』でそのナンバーを発表したのだが、今度はアクセルから楽曲の無断使用で訴えられ、やがてガンズ脱退へ。その後、同じくガンズを抜けた盟友ダフ・マッケイガンらとヴェルヴェット・リヴォルヴァーを結成して成功を収めるも、2作目『Libertad』ツアー後に活動を停止、そしてこのたびのソロ・デビューへと至ったわけだ。

で、その『Slash』の目玉はゲスト陣! 昨年はリアーナと共演するなど人脈の広いスラッシュだけに、オジー・オズボーンにイギー・ポップ、アダム・レヴィーン(マルーン5)など豪華な顔ぶれが並ぶ。さらにデイヴ・グロール&ダフとはインスト曲も披露するなど、全編で彼のロック魂が炸裂しているぞ! また、ファーギーらと共演したガンズのカヴァー“Paradise City”はアルバムに未収録なので先行シングルも再チェックだ! この男を聴かずしてメタルをカタルべからず

 

▼関連盤を紹介

左から、スラッシュのソロ・デビュー・アルバム『Slash』(Universal/ユニバーサル)、4月1日にリイシューされるスラッシュズ・スネイクピットの95年作『It's Five O'Clock Somewhere』(Geffen/ユニバーサル)、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの2007年作『Libertad』(RCA)、リアーナの2009年作『Rated R』(SRP/Def Jam)、スラッシュの2009年のシングル“SAHARA”(ユニバーサル)