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ダックダウン15周年

新たな黄金時代を証明する現在のDD盤たち――(3)

連載
360°
公開
2010/09/09   14:49
更新
2010/09/09   14:52
ソース
bounce 324号 (2010年8月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/出嶌孝次、升本 徹

 

KRS-ONE & BUCKSHOT 『Survival Skills』 (2009)

ファイト一発! 伝説のMCとDDの看板によるコラボ作。メラニー・フィオナにスラッグ、バウンティ・キラー、ケイナーン……と参加メンツが異常に豪華で、極みはブラック・ミルクのビートに乗るメアリーJ。それでも主役の覇気に満ちたラップが前に出てくるのは素晴らしい。*出嶌

SKYZOO 『The Salvation』 Jamla(2009)

ホームタウンであるブルックリンの若きMC、スカイズー。DD加入前からの盟友9thワンダーにジャスト・ブレイズ、ブラック・ミルクらがサポートする90年代NYスタイルのサンプリング・ヒップホップをほぼワンマイクで聴かせ、巧者ぶりを強くアピールした。*升本

MARCO POLO & RUSTE JUXX 『The eXXecution (2010)

いまやDDの新しい顔となりつつあるカナダ出身のトラックメイカー、マルコ・ポーロとラスティ・ジャックスのコラボ作。ブラック・ムーン参加の“Let's Take A Sec”や“Death Penalty”など、マルコ作のラフネックなビートとラスティのハード・スピットの相性も抜群な好盤。*升本

GENERAL STEELE 『Amerikkka's Nightmare Part 2: Children Of War』 (2010)

表題通りアメリカという国の内面を描いたスミフン・ウェッスンの片割れのソロ。そのテーマだけでなくドラマティックなトラックをメインに、デッド・プレズやプラネット・エイジアら外部アクトも多く迎えた、他DD作品とは一線を画すハードボイルド・アルバムだ。*升本

MARCO POLO 『The Stupendous Adventures Of Marco Polo』 (2010)

DDではラスティ・ジャックスやトレイとのコラボ作が続いているマルコのソロ作……ではなく、未発モノも含むここ最近のお仕事集だそう。ファロア・モンチの新作でも辣腕ぶりを見せてくれるはずだが、佳作『Port Authority』以来となる自作にも期待したい。*出嶌

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