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electraglide 2012

連載
360°
公開
2012/11/07   17:59
更新
2012/11/07   17:59
ソース
bounce 349号(2012年10月25日発行)
テキスト
文/編集部


秋フェス〈electraglide 2012〉をもっとホットに楽しむために!!



Kentaro_A



幕張メッセで行われる日本最大級の屋内ダンス・ミュージック・フェスティヴァル、〈electraglide〉がこの秋いよいよ帰ってくる。同イヴェントの名が用いられるのは、ワープの設立20周年企画を冠する形で行われた2009年の〈electraglide presents Warp20〉に続いてのもの。純然たる〈electraglide〉としての東阪で開催されるという意味では、実に2005年以来、7年ぶりのことなのだ。



TNGHT_A



そもそも〈エレグラ〉がスタートしたのは、大型フェスのブームが定着する前、2000年のことだ。ダンス・ミュージックに特化した屋内フェスとしては〈WIRE〉という先駆者もあったが、〈エレグラ〉はストリクトリーなテクノのみならずワープやニンジャ・チューンといった諸レーベルのアーティストを中心に大バコ系のアクトも包括していた。初回の2000年にはアンダーワールド、オービタル、リッチー・ホウティンらが登場。なお、幕張メッセがオールナイト・イヴェントで使用されたのはこれが初の例だそうだ。以降もファットボーイ・スリムやクラフトワーク、エクスプレス2、プロディジー、オウテカ、ヴィタリックらの著名アクトをブッキングしながら2005年までは同会場にて6年連続で開催され、2003年からは大阪公演も行われてきた。



Orbital_A



数年の空白期を経て、2009年には先述の〈electraglide presents Warp20〉が開催。バトルスやフライング・ロータス、LFO、!!!、ハドソン・モホークらワープ所属アクトが顔を並べたこのイヴェントの成功は、その後に向けても大きな弾みをつけたはずだ。



FlyingLotus_A



そしてこのたび戻ってきた〈electraglide 2012〉は、ここまでのプロセスや受け手の変容も踏まえてラインナップを大きく変化させている。ワープ組のフライング・ロータスやTNGHT、スクエアプッシャーをはじめ、ニンジャ・チューンからは重鎮のアモン・トビンとDJ KENTAROが参戦。初回に参加したオービタルが解散と復活を経て再臨するのも感慨深いし、ハイパーダブ総帥のコード9にフォー・テット、といった顔ぶれも現在進行形のイヴェントである〈エレグラ〉のらしさを証明するものだろう。DJ KRUSHに電気グルーヴという日本のキングたちがこういった面々と一堂に会するのもフレッシュな取り合わせに思える。



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そんなわけで、エレクトロニック・ミュージック好きには逃せない一夜なのはもちろん、単純にクォリティーの保証された〈秋フェス〉という意味でも、これはぜひ体験してほしい。



electraglide 2012

【日時/会場】11/23(金祝)千葉・幕張メッセ、 11/24(土)大阪・ATC HALL
【出演】フライング・ロータス、スクエアプッシャー、アモン・トビン、コード9、フォー・テット、アンドリュー・ウェザーオール、電気グルーヴ、DJ KRUSH、オービタル、DJ KENTARO、高木正勝、TNGHT、マーク・プリチャード/トム・ミドルトン、ネイサン・フェイク ほか
http://www.electraglide.info/


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