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相対性理論 『TOWN AGE』

〈ポップ〉の概念を更新し続ける彼らの関連作品15選――(2)

連載
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公開
2013/08/23   20:25
更新
2013/08/23   20:25
ソース
bounce 357号(2013年7月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/北野 創、土田真弓


やくしまるえつこメトロオーケストラ “ノルニル・少年よ我に帰れ” スターチャイルド(2011)

アニメ「輪るピングドラム」の主題歌にも起用されたやくしまるのひとりオーケストラによる両A面シングル。双方が管弦をふんだんに盛り込みながら次々と展開する大曲で、アニメの世界観と繋がる寓話的な歌詞も魅力だ。*北野

 

FISHMANS+ 『A PIECE OF FUTURE』 commmons(2011)

多数のゲストを迎えて制作されたフィッシュマンズの未発表曲の新録版に、やくしまると永井が参加。特に前者のポエトリーは印象的だ。なお、本作の中心となったエンジニアのzAkはいまや相対性理論の一員。*北野

 

山下智久 『エロ』 ワーナー(2012)

SMAP“GAIAにおねがい”に続くジャニーズ仕事。今作をきっかけとして新鋭の起用に積極的になっていった山Pのヒット曲“愛、テキサス”をやくしまると永井がプロデュース。間奏の語りを含む歌謡性が、主役の艶やかな魅力を引き出している。*北野

 

やくしまるえつこ “ヤミヤミ・ロンリープラネット” commmons(2012)

両A面シングル。NHK「みんなのうた」に起用された前者は、東欧風の旋律で少年と〈暗闇にいる何か〉との交流を綴る歌の童話。一方の後者は、ガーリーな歌声が気まぐれに言葉を転がす長尺のポスト・ロック曲だ。*土田

 

コーネリアス 『デザインあ』 ワーナー(2013)

コーネリアスが音楽を手掛けるNHK・Eテレ「デザインあ」のサウンドトラックで、やくしまるは“やじるしソング”を歌唱。映像と音楽でデザインを表現するというコンセプトの元、細切れになった彼女の声をパーツとしてメロディーが立体的に構築されていく。*土田

 

ももいろクローバーZ 『5TH DIMENSION』 スターチャイルド(2013)

本作収録のシングル曲“Z女戦争”は、やくしまるがティカ・α名義で提供したもの。チャレンジ精神が旺盛なメンバーたちのスポ根魂を過剰にデフォルメし、楽曲へと昇華した〈戦う乙女〉のテーマソング。*北野

 

やくしまるえつこ 『RADIO ONSEN EUTOPIA』 commmons(2013)

昨年の聖夜にラジオ放送されたセッション+未公開曲を収めたスタジオ・ライヴ盤。相対性理論メンバーに大友良英らも加えたスキルフルな演奏陣と共に、持ち曲と「みんなのうた」の名曲カヴァーで摩訶不思議な電波番組を作り上げた。*土田

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