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LAUREL HALO

連載
360°
公開
2014/01/08   17:59
更新
2014/01/08   17:59
ソース
bounce 362号(2013年12月25日発行)
テキスト
文/土田真弓


もう浮女子とか呼ばないで!



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ヒッポス・イン・タンクスからの2枚のEP『King Felix EP』『Hour Logic』で注目を集め、グライムスと比肩するポスト・インターネット世代の才能と賞されたブルックリン発の宅録女性プロデューサーは、会田誠の〈切腹女子高生〉をジャケにあしらった『Quarantine』(2012年)よりハイパーダブへ移籍。柔らかく拡散するシンセのレイヤーの下にローファイなビートを走らせ、生々しい自身のヴォーカルで常世と現世を陶然と結び付けたアンビエント〜ドローン作品はWIRE誌の年間ベスト・アルバムに選出。Pitchforkなど影響力のあるメディアでも軒並み高評価を得た。その後、ティーンガール・ファンタジーの2012年作『Tracer』にも歌い手としてフィーチャーされていたが、発表されたばかりのセカンド・アルバム『Chance Of Rain』(2013年)ではその歌を封印。ドリーミーに揺らぐウワモノは継承しながらも、直前のEP『Behind The Green Door』で窺えたフロア志向はここでも提示され、フィジカルなベッドルーム・ダンス・ミュージックが並ぶ結果に。デトロイト/ジャーマン・テクノやUKガラージにも通じる硬質なリズムをクールに繰り出している。



▼LAUREL HALOの作品。
左から、『Quarantine』、『Chance Of Rain』

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