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掲載: 2007年02月06日 20:54

更新: 2007年02月06日 20:54

文/  タワエコ


ようやく「ダーウィンの悪夢」見てきました。内容は昨日のブログにも書いたとおりです。

とにかく、センセーショナルな映像なども多いので、ドキュメンタリー特有の淡々とした2時間でもあっと言う間だし、それら映像のインパクトに流されないよう心がけつつも充分色々な事を考えながら見ることが出来ました。

やはり、ナイルパーチを運ぶパイロットが、最後にようやく問いに口を開くシーンが印象的です。「自分は以前戦車のようなものをアフリカに運び、帰りはブドウを積んでヨーロッパに帰った。クリスマスにアフリカの子供は銃をもらい、ヨーロッパの子供にはブドウが渡る。……でも自分にはどうする事も出来ない。これがビジネスだ。」

映画館を出た後、渋谷の色々なものに溢れた雑踏を歩きながらモラルジレンマにとらわれるのは自分だけではないのでは、と思った。

ヨーロッパで起こったナイルパーチの不買運動がこのジレンマを解決してくれるとは全く思わないが、とにかく今は、しばらく白身の魚が食べれそうにない…でもきっと他の食物やその他の物(それこそ石油だったり、衣料品だったり、ダイヤのようなものだったり…)にも同じようなグローバリズムは起こっていて…悪意があるわけではなくとも、いつの間にかその中に組み込まれている。改めてその自覚だけは強く持ちたいと。

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