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トップ > 学ぶをあそぶ 第四回報告

カテゴリ : News / Topic 

掲載: 2010年10月03日 14:00

更新: 2010年10月04日 09:30

文/  班長

10/2(土)ディクショナリー倶楽部で「希望の美術」として、金澤21世紀美術館の秋元さんを招いて行われたART SCHOOOL。

イラストレーターの安齋肇さんなどもゲストで参加して、秋晴れの渋谷のど真ん中(と思えないようなロケーションで)で無事??終了。秋元さんのキュレイターという視点から見た現在の美術界!?の話や、審査員などで参加したローカルな土地土地の美術界の状況など、興味深いお話が聞けたとおもいます。

後半は、茂木健一郎さんの教え子でもあるという、現在某大手アミューズメントパーク関係で皆さんも良くご存知のキャラクターなどを書いていると言う吉岡さん、神戸で大工さんをやりながら独学で絵を描いているという植田さん(今回のdictionaryの表紙も植田さんによるもの)という、対照的な二人のアーティストを招いてのエロトーク!?じゃなくてアートトーク。 制作に取り掛かる姿勢について、(前回のエントリーでも紹介し、なんか最近縁のある)横尾忠則さんの例なども上げて、制作に関して技術と素質(秋元さん曰く、自肩の強さ!という表現をされてましたが)について、作家性とは何をさすのか、などなど。

 

このART SCHOOLで校長でもある茂木さんが良く言っているように、ARTだけでなく、学問も、笑いも、「形式主義」から脱却できなければ進化や飛躍は出来ない!! と言うような事に近いことを秋元さんも言っていたような。 アメリカの風土病は「競争主義」、イギリスの風土病は「階級社会」、日本の風土病は「形式主義」や「肩書き主義」。こうでなくてはならない、~らしくなくてはならない、というある意味安全な領域にとどまっているのではなく、ギリギリ危険な領域に踏み込んでいくことで得られるひらめきこそが、進化の原動力であると。 「教養としての美術」はどうでもよく、その周辺が面白いと…言う事かと思いました。

 

さて、いつも最後に宿命的に波乱が起こるART SCHOOL。  今回は……、安齋肇さんらで結成されたバンド「オバンドス」。この、全ての楽器を自ら手作りで持ち寄ると言うバンドを、金澤21世紀美術館で演奏すべく、秋元さんにプレゼンの意味もこめて演奏する!!!!!という予定が……、肝心の秋元さんが飛行機の都合で帰路に。 目的を半ば失った(笑)オバンドスが、「代々木体育館の浜崎あゆみに捧ぐ」「原宿駅はにぎやか」「(忘れました…)」という3曲を演奏。 演奏は現代音楽的!?!?なのに、何故か途中ビー●●ズっぽいボーカルがはいる???という迷演奏を展開しつつ、秋の夜もふけていきましたとさ…。

安齋さんの気分はまさに「LONELY HARTS CLUB BAND」ならぬ、「LONELY ARTS CLUB BAND」っていうことで。

 

次回ART SCHOOLは、なんと10/4(月) 近田春夫さんの丸テーブルセッション。前回、曽我部さんと激論!?となったこの企画、今回は桑原さんとのトークとのことです。

そして、肝心の11月からスタートするTOWER RECORDS渋谷15th anniversary × ART SCHOOL 企画。まだ公表できませんが、すごいことになっております。すごい人がトークセッションにやってきます!!!!! お楽しみに。

 

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