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『Uniko』~キンモ・ポーヨーネン、クロノスSQ他による痛快作

UNICO

この音にジャンル分けは必要ない。新時代を切り開く唯一無比の音
現在の北欧のミュージック・シーンを先導するミュージシャン、キンモ・ポーヨーネン。即興演奏も得意とするアコーディオン奏者であり、またダンサーでもある彼は2004年にも来日し、凄まじいばかりのエネルギーを放出したパフォーマンスは大きな話題を呼びました。パット・マステロット(キング・クリムゾンのドラマー)やサムリ・コスミネン(シガー・ロスのフロントマン・ヨンシーのアルバム参加、MUMのサポートドラマー)ら、屈強たるメンバーとユニットを組み、音の可能性を求め、世界各地でコンサート・ツアーを開き、音と映像の融合を目指してきたポーヨーネンですが、2004年にヘルシンキでクロノスSQと共演したことで、また新たな境地に達したようです。クロノスSQが奏でる大地に根付くリズム、これを軽やかに飛び越えるアコーディオンのパッセージは、まるで見たこともない昆虫のうごめきであり、また増幅されたピチカートは、誰もが持つ、忘却の彼方に置いてきた得体の知れない恐怖を思いおこさせるような感覚をもたらします。便宜上、7つの部分に分けられていますが、どの部分も緊密な関連を持ち、常に上昇していくエネルギーに満ちた音楽で構成されています。クラシックでもなく、トラディッショナルでもなく、ロックでもなく、ジャズでもなく…… まさに「UNIKO」という一つのジャンルが誕生する一瞬です。

【曲目】
1. Utu
2. Plasma
3. Sarma
4. Kalma
5. Kamala
6. Emo
7. Avara
【演奏】
キンモ・ポーヨーネン(アコーディオン&ヴォイス)
サムリ・コスミネン(ストリング&アコーディオン・サンプル、プログラミング)
クロノスSQ
 デヴィッド・ハリントン(ヴァイオリン)
 ジョン・シェルバ(ヴァイオリン)
 ハンク・ダット(ヴィオラ)
 ジェフェリー・ツァイクラー(チェロ)

 

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2011年03月23日 17:38

更新: 2011年04月04日 18:25