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ピアナ=ヴァルダンブリーニ・セクステットfeat.エンリコ・ピエラヌンツィ

ピアナ=ヴァルダンブリーニ・セクステット

1989年に密かにリリースされていた知る人ぞ知る傑作がついに復刻!ディノ・ピアナ、オスカル・ヴァルダンブリーニの名コンビをエンリコ・ピエラヌンツィが支えるという贅沢なメンバーで展開される、スリリングな極上イタリアン・ハードバップ&モード!!(塙耕記)

アルバムの大体の印象はオープニング・ナンバーで決まると僕は思っている。本CDの1曲目は、題して“Lunga Vita Al Jazz”。英語にすれば“Long Life of Jazz”ということになろうか。いかにも1950年代からイタリア・モダン・ジャズの発展に貢献してきたベテラン・プレイヤー、ディノ・ピアナ(ヴァルヴ・トロンボーン)とオスカル・ヴァルダンブリーニ(フリューゲルホーン、トランペット)の双頭ユニットにふさわしい曲名だ。演奏時間も“Lunga”という言葉どおり16分を超える長尺。しかし内容は吹きっぱなし、やりっぱなしのジャム・セッションなどではなく、どこまでも緻密に練られている。まずはフリューゲルホーンとミュート・トランペットをフィーチャーしたモーダルな4ビート・ナンバーとしてスタートし、やがてテンポを落とした叙情的な展開に…<中略>

彼と息子のフランコ・ピアナ(フリューゲルホーン、トランペット)、そしてヴァルダンブリーニの3管が入り乱れてクライマックスへと登りつめる。1トラックの中にこんなにたくさんのモチーフを盛り込むとは、まるで組曲だ。一瞬も退屈させない、一秒も気が抜けない。それは18分を超える“Tradizione”(Tradition)、およそ彼らなりの“スケッチズ・オブ・スペイン”というべき13分半の“Spagna”(Spanish)においても不変だ。今をときめくエンリコ・ピエラヌンツィのピアノ、ロベルト・ガットのドラムスもソロにバッキングに冴えたところを発揮して遺憾がない。
※原田和典氏ライナーノーツより抜粋

【パーソネル】
Oscar Valdambrini(tp、flh)
Dino Piana(v-tb)
Franco Piana(tp、flh)
Enrico Pieranunzi(p)
Massimo Moriconi(b)
Roberto Gatto(ds)

【収録曲】
1. LUNGA VITA AL JAZZ
2. AFRICAN MOOD
3. TRADIZIONE
4. SPAGNA
5. HELLO' MR. PARKER
6. SALMANAZAR
■録音:1989年7月12、13、18日

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ジャズ復刻&発掘 リイシュー

掲載: 2014年02月07日 13:19

更新: 2014年02月07日 13:19