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パット・マルティーノ1968、1969年の驚くべき完全未発表音源

パット・マルティーノ、ジーン・ルートヴィヒ

パット・マルティーノ1968、1969年の驚くべき完全未発表音源。若き日のパット・マルティーノの恐るべき才能を生々しく記録。

フォーマットは得意のオルガンとのトリオで、ジミー・スミスから多大なる影響を受けたジーン・ルートヴィヒとの双頭バンド。このトリオは、長い活動にはならなかったものの、マルティーノ23歳ごろ、ルートヴィヒ30歳ごろの演奏には、メラメラ、メリメリといったソロの応酬がギッシリ。

オープニングは、ブロードウェイ・ショーのナンバーで、ちょっと洒落た演奏でスタート。ブルージー&ファンキー、リラックス感もある展開。しかし、言わずと知れたコルトレーンのモード・ナンバー“Mr. P.C”での演奏は焼け焦げるかような演奏が炸裂。アメリカを代表する評論家であるビル・ミルコースキーが「大砲を打ち抜くかのようなギター・ソロ」とライナーノーツで表現していますが、コルトレーンが魂込めて吹き放った演奏をギターで再現せんとばかり、矢継早にフレーズを繰り出すギターソロとオルガンの競演は正に圧巻。“Close Your Eyes”やラストのマルティーノのオリジナル曲を聴くにつけても、1960年代当時の煮えるような空気感も音にこもり、熱さを感じずにはいられません。

また一方では、ウェス・モンゴメリー、ジミー・スミスに倣った演奏も。『バグス・ミーツ・ウエス』でも演奏された“Sam Sack”をオクターブ奏法でブルージーに演奏。6曲目では、〈Verve〉が創り上げたジャズ史上の名盤ジミー・スミス~ウエス・モンゴメリーの『ダイナミック・デュオ』に収録され、ちょうどこの時期に発売されたCTIのアルバム・タイトルともなった名曲“ロード・ソング”を披露。ギター6弦の美学がレイド・バックしたオルガンと響き合います。パット・マルティーノのプライベート・コレクションからのCD化で、一部修復などを施しつつ、良好な音質も魅力。ラストまで聴くと思わずため息…ギター・ファン必聴の注目音源です。

【パーソネル】
Pat Martino(g)、Gene Ludwig(Hammond B-3 organ)、Randy Gelispie(ds)

【収録曲】
1. Who Can I Turn To?(Leslie Bricusse / Anthony Newly)
2. Mr. PC(John Coltrane)
3. Sam Sack(Milt Jackson)
4. Watch What Happens(Michel Legrand / Norman Gimbel / Jacques Demy)
5. Close Your Eyes(Bernice Petkere)
6. Road Song(Wes Montgomery)
7. Colossus(Pat Martino)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ジャズ復刻&発掘 リイシュー

掲載: 2014年03月13日 11:33

更新: 2014年03月13日 11:33