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フルトヴェングラー1954年5月4日パリ・ライヴがINAオリジナル音源より過去最高音質でCDとLPに!

フルトヴェングラー・イン・パリ

こちらはCD。TahraレーベルのマスターをAltusが新たにリマスタリングし、鮮明な音質はそのままに、音にいっそう迫力と艶やかさが出ています。

こちらはLPレコード。新たにアナログ・マスターテープを制作し、往時の手順を踏んでLP制作されています。眼前に広がるオーケストラの巨大な音像、深みのある生々しい音質はアナログならではです。

「1954年のフルトヴェングラー」とか「死の年のフルトヴェングラー」という言葉は、LP時代よりフルトヴェングラー・ファンの間で語られています。1940年代には造形の枠をはみ出るほど緩急の変化の激しい演奏を行ってきた彼が、徐々に形式的な鍛錬を見せるようになり、1954年の演奏には「形式は明確でなくてはならないが炎の核があって、この形式を隈なく照らし出さなければならない」(フルトヴェングラー)の究極の姿が実感できるからです。また、この年の演奏には何とも言えない寂寥感が漂うことでも共通しています。

1954年5月4日のこのパリ・オペラ座のライヴを始めとして、5月15日のルガーノ・アポロ劇場でのモーツァルトのピアノ協奏曲第20番(ピアノ独奏:ルフェビュール)やベートーヴェンの“田園”、5月28日のベルリン・ティタニア・パラストでの“田園”と“運命”、8月22日のルツェルン音楽祭での“第九”、8月30日のウィーン・フィルとのベートーヴェン第7&第8など、感銘深い名演奏が残されています。

「(ベートーヴェンの)第五は、フルトヴェングラーが死んだ年、54年5月(4日)のライヴかな。『パリ演奏会』という、『未完成』が一緒に入っている盤。『運命』も『未完成』も、これ以上ないというすばらしさですね」

これはピアニストの内田光子氏が1990年頃にレコード芸術誌上での濱田滋郎氏との対談で語った言葉です。上記の演奏会の中でも、とくに優れた名演として知られたパリ・ライヴが、CD時代になってTahraレーベルよりフランスINA(フランス国立視聴覚研究所)のオリジナルマスターテープからの復刻盤で聴けるようになり、モノラルながらまるで眼前で演奏しているような生々しい音質でも有名になりました。

この度、AltusがTahraレーベルのマスターをCD用にはリマスタリングし、LP用にはアナログ・マスターを作成し、それぞれ過去最高の音質を実現しました。それぞれ一足先に試聴しましたが、CDはTahra盤の鮮明さはそのままに、音にいっそう迫力と艶やかさが出て素晴らしい音質に蘇りました。LPではかつてない深みのある生々しい音となり、オーケストラがまるで眼前で演奏しているような巨大な音像と迫力をお楽しみいただきます。
(タワーレコード)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : クラシックLP 高音質(クラシック)

掲載: 2016年11月28日 10:00