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ケルン放送提供音源、エディト・パイネマンによるヴァイオリン協奏曲名演4題を世界初LP化!

パイネマン

ヒストリカルCDレーベルの名門WEITBLICKのライセンス企画第2弾!!
幻の美人ヴァイオリニスト、パイネマン健在!
本人公認の正規ライヴ録音を完全限定生産で初LP化!
ケルン放送提供の完全初出音源、抜群の音質による至高の協奏曲4題。
LP用のアナログマスターテープを作った上で製盤、
LPならではの音の仕上がりです。
ジャケット・デザインも美しく、往年のマニア心をくすぐります!

 

WEITBLICKレーベルよりCDで発売されたパイネマンの完全初出音源をLP化!ベートーヴェン &メンデルスゾーン(WEITLP 003/4)、シベリウス&プロコフィエフ(WEITLP 005/6)と協奏曲4題を 2タイトルに分けて発売します。ステレオ、モノラルともに音質は抜群。セル、カイルベルト、ヴァントという超一流指揮者陣とケルン放送響による鉄壁のオケと、彼ら大指揮者に高く評価されたパイネマンの高潔さを失わない美しいヴァイオリンが織りなす至高のコンチェルトを心行くまでお楽しみください。また、ブックレットには特別寄稿として、パイネマン自身が 3人の共演指揮者それぞれとの思い出をつづった興味深いエッセイも収録しています。

パイネマンは1937年にドイツのマインツに生まれ、4歳で父の手ほどきによりヴァイオリンを始めます。その後ハインツ・シュタンスケ、マックス・ロスタルに師事、19歳の時にミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。60年代のアメリカ・デビューは評判を呼び、特にジョージ・セルに賞賛され、彼女の楽器を選んだり(1732年製グァルネリ)、たびたび共演を重ねるなど、良好な関係を続けます。70年代以降は教育活動にも力を注ぐようになり、2005年から 20011年までは ESTA(ヨーロッパ弦楽器教育者協会)の最高責任者を務めました。
(キングインターナショナル)

エディト・パイネマン 人と芸術

流麗なテクニックと繊細な音色を駆使して旋律を陰影深く描き出す名手にして、類稀な美貌の持ち主。1960年代から70年代にヨーロッパやアメリカ、そして南アフリカで華やかに活躍し、高い評価を獲得しながら、録音が極めて少ないことで知る人ぞ知る存在となっていたドイツの女性ヴァイオリニスト、エディト・パイネマン。これはその空白を埋める極めて貴重な録音集です。

1937年3月3日、彼女はマインツで同市のオーケストラのコンサートマスター、ロベルト・パイネマンの娘として生まれました。4歳より父にヴァイオリンを学び、14歳よりハインツ・シュタンスケ(1909~96)に師事。1954年に実業家、政治家で楽譜出版社のヘンレ社の創業者でもあるギュンター・ヘンレ(1899~1979)が後援者となり、彼の支援によりロンドンに留学し、ギルドホール音楽院のマックス・ロスタル(1905~91)に師事しました。

1956年、19歳で難関として知られるミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。審査員の一人だった指揮者のウィリアム・スタインバーグ(1899~1978)の招きで1962年にピッツバーグ交響楽団のソリストに立ち、これが彼女のアメリカ・デビューとなりました。同年、ジョージ・セル(1897~1970)が代役のソリストを探していたところ、マックス・ルドルフ(1902~95)の推薦により彼女を招きました。クリーヴランド・デビューとなったドヴォルザークの協奏曲は大成功を収め、以来、巨匠セルと彼女は深い友情で結ばれることとなります。

1964年、ケルンでベートーヴェンの協奏曲を共演したセルは、コンサート後のパーティでヘンレに、彼女により良い楽器を貸与するように勧めました。同年クリスマスの直前、セルはヴァイオリン・ディーラーに5本の名器(2本のグァルネリと3本のストラディヴァリ)をチューリヒまで持ってこさせ、ホールを借りて彼女に試奏させました。そして、セルが5本の中から選んだ1732年製のグァルネリが彼女の楽器となりました。1965年にはカーネギーホールでセル指揮クリーヴランド管弦楽団をバックにベートーヴェンの協奏曲を演奏。その後、セルが1970年に亡くなるまで、1966-67シーズンにはバルトークの第2番を、1969-70シーズンにはモーツァルトの第3番を共演しました。

1970年代に入ると演奏活動と並行して教育活動にも熱心に取り組むようになり、1976年にフランクフルト音楽・舞台芸術大学のヴァイオリン科の教授となり、クリーヴランド音楽院、インディアナ大学、ルツェルン音楽院、草津国際アカデミーなどでも教鞭をとりました。2005年にはESTA(European String Teachers Association)の最高責任者となり、2011年まで務めました。

彼女の商業録音は1965年のドヴォルザークの協奏曲とラヴェルのツィガーヌ(マーク指揮チェコ・フィル共演、DG)、1970年代録音と思われるブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集(デムス共演、Darnok)、ヴァイオリン小品集(H.バルト共演、Classic Pick)、1988~89年のシューベルトのヴァイオリンとピアノのための作品全集(ホカンソン共演、Bayer)、1990年のレーガーの協奏曲(ハウシルト指揮シュトゥットガルト・フィル共演、Amati)、1991年のクラウスの協奏曲(ジークハルト指揮シュトゥットガルト室内管共演、Orfeo)くらいしかありません。今回のLPでの4曲を聴いても分かる通り、彼女の実力は間違いなく一級品で、その実力に比してCD、LPが少なすぎる状況です。今後も世界各地に残された彼女の放送録音の発掘、商品化を期待したいと思います。
(タワーレコード商品本部 板倉重雄)

WEITLP 003/4(2LP)
国内プレス
完全限定生産盤
モノラル
日本語帯・解説付

[LP1]ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
[LP2]メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
(A面:第1・2楽章、B面:第3楽章)

エディト・パイネマン(ヴァイオリン)【使用楽器:伝ダニエル・パーカー】
ケルン放送交響楽団
[LP1]ジョージ・セル(指揮)
[LP2]ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)
録音:
[LP1]1964年6月11日/ケルン放送会館クラウス・フォン・ビスマルクホール
[LP2]1960年5月6日/ケルン放送会館クラウス・フォン・ビスマルクホール

WEITLP 005/6(2LP)
国内プレス
完全限定生産盤
ステレオ
日本語帯・解説付

[LP1]シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
[LP2]プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.19
(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)

エディト・パイネマン(ヴァイオリン)【使用楽器:グァルネリ・デル・ジェス】
ケルン放送交響楽団
[LP1]ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)
[LP2]ギュンター・ヴァント(指揮)
録音:
[LP1]1967年10月27日/ケルン放送会館クラウス・フォン・ビスマルクホール
[LP2]1975年10月10日/ケルン放送会館クラウス・フォン・ビスマルクホール

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) クラシックLP

掲載: 2017年08月10日 18:00