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イタリア・ヴァイオリン界の至宝カルミレッリ全盛期の録音集が初LP化!(3枚組)

カルミレッリ録音集

もちろんLP初出!どこまでも貴重な3枚組!
イ・ムジチのコンミスではなく、類まれなソリストとして。
イタリアの至宝カルミレッリ、堪えられない全盛期の魅力!


MeloclassicからCDで発売されマニアを唸らせた貴重音源をALTUSがライセンスし初LP化。LP用にマスタリングし直し、アナログのマスターテープを作った上でカッティング。熟練の技術者による丁寧な製作でLPならではの風合いを獲得しています。
(キングインターナショナル)

何という幸せだろう。1966~69年という全盛期のライヴ録音と放送用スタジオ録音が、目の前にあるのだ。これこそ長い間筆者が心の奥底に大切に抱いていたカルミレッリの音だ。多彩な表情の美しさ。ニュアンスに富んだアーティキュレーションの素晴らしさ。彼女の魅力のすべてがこの3枚のレコードに凝縮されている。彼女が世を去って四半世紀、ようやくその真価をじっくりと味わえる機会が訪れた。その幸せをヴァイオリンを愛する多くの人々と分かち合えるのは、筆者にとっても望外の喜びである。
(音楽評論家 佐藤康則)

【曲目】
[LP1-A]
(1)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
[LP1-B]
(2)シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.934
[LP2-A]
(3)シューベルト:ロンド ロ短調 D.895
(4)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30-3
[LP2-B]
(5)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78
[LP3-A]
(6)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.379
[LP3-B]
(7)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454

【演奏】
ピーナ・カルミレッリ(ヴァイオリン)
ヴィルヘルム・シュヌアー((1)(2)(7)ピアノ)
ローター・ブロードダック((3)(4)(5)ピアノ)
アリア・ベルクマン((6)ピアノ)

【録音】
(1)(2)1966年1月10日/北ドイツ放送協会、ハノーヴァー放送会館スタジオA(セッション、モノラル)
(3)(4)1967年1月20日/北ドイツ放送協会、ハノーヴァー放送会館大ホール(セッション、ステレオ)
(5)1967年4月7日/南ドイツ放送協会、エトリンゲン・シュロス(ライヴ、ステレオ)
(6)1968年10月28日/南西ドイツ放送協会、バーデン=バーデン・スタジオ1(セッション、ステレオ)
(7)1969年3月3日/北ドイツ放送協会、ハノーヴァー放送会館スタジオ2(セッション、ステレオ)

ピーナ・カルミレッリは、1914年1月23日、イタリア北西部のヴァルツィ生まれ。ミラノ音楽院でヴァイオリンをミケランジェロ・アバド(クラウディオ・アバドの父)に師事し、1930年にディプロマを獲得。1936年には作曲においてもディプロマを獲得しました。その後、1937年から演奏活動を開始しながら、ローマ聖チェチーリア音楽院でアリゴ・セラートに師事し、室内楽も学びましいた。1941年からは同音楽院の教授を務めています。

戦後は1949年にボッケリーニ五重奏団、1954年にカルミレッリ弦楽四重奏団を創設し、ヨーロッパ各地での演奏活動や英デッカへの録音を行いました。ソリストとしても活動し、1966年にはニューヨークとワシントンでルドルフ・ゼルキンとベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの全曲演奏会を開催。ベートーヴェン生誕200年の1970年には、再びゼルキンとニューヨークやローマで同ソナタの全曲演奏会を行いました。ゼルキンが主催したマールボロ音楽祭へも1960年代後半から毎年参加し、講習会を開催したほか、カザルス指揮のオーケストラでの演奏や室内楽演奏を行いました。

1973年から1986年までは、イ・ムジチ合奏団のコンサートミストレスを務め、1979年からはフォーレ五重奏団のメンバーとして活躍しました。晩年には日本でも講習会を開き、弟子たちとの室内楽演奏を行いました。1993年2月26日、ローマにて亡くなりました。

カルミレッリのレコーディングはカルミレッリ弦楽四重奏団として1956年モノラル録音のボッケリーニ/弦楽四重奏曲集(英デッカ)、1957年ステレオ録音のラヴェルとプロコフィエフ(第2番)の弦楽四重奏曲集(タワー企画盤 PROC-1684)、ゼルキンとの二重奏で1967年ステレオ録音のモーツァルトのヴァイオリン・ソナタK.12とK.13(マールボロ音楽祭自主レーベル)、1972年ステレオ録音のレーガーのヴァイオリン・ソナタ(米コロムビア)、マールボロ音楽祭のメンバーを率いた1973年ステレオ録音のブラームス:弦楽六重奏曲第2番(米コロムビア)、飯守泰次郎指揮と共演した1973年ステレオ録音のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(独ザストルフォン)、イ・ムジチ合奏団のリーダーとして1978~90年にかけてのヴィヴァルディ、アルビノーニ、ハイドン、モーツァルトなど(蘭フィリップス)、日本の弟子たちを率いたブラームス:弦楽六重奏曲第1番(自主制作)など、数多くの録音が残されています。また、カザルス指揮のマールボロ音楽祭オーケストラの演奏にもコンサートマスターやメンバーとして数多く参加しています。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) クラシックLP

掲載: 2018年09月27日 00:00