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ホルヘ・サンタナ(Jorge Santana)の70年代名盤『JORGE SANTANA』と『IT'S ALL ABOUT LOVE』が2in1 CD化

JORGE SANTANA

カルロス・サンタナの実弟であり、70年代初期に伝説的ラテン・ロック・バンド、MALO(マロ)のメンバーとして活躍していたホルヘ・サンタナ。その彼がMALOを離れた後にリリースしたソロ作品を集めたコレクションが発売!今回リリースされる『LOVE THE WAY: THE SOLO '70S RECORDINGS』は、ホルヘが70年代にリリースした2枚のソロ・アルバム『JORGE SANTANA』と『IT'S ALL ABOUT LOVE』を最新リマスター音源で1枚のCDにまとめたものである。

ホルヘ・サンタナにとって初めてのソロ・アルバムとなる『JORGE SANTANA』。MALOの盟友であるリチャード・ビーンと共にソングライティングを手掛けた本作は、MALOの熱い、厚いラテン・ロックとは一転、爽やかでメロウなウエストコースト・サウンドが溢れる1枚となっている。しかしこの音楽的な路線変更は特に意識したものではなかったという。「確かにディスコはすごい勢いがあった」リチャード・ビーンはそう語る。「でもそれに影響を受けていたわけじゃない。俺たちはただ、自分たちが心地よいと思える曲を作っていただけだった。その結果出来上がったものが、たまたまその時流行っていたものにハマっただけだ。俺にとっては、演奏して楽しいものだったね。良い構成、良いメロディーを持った曲だった」 またホルヘ曰く、本作のサウンドには、プロデュースとアレンジを手掛けた、トニー・ボンジョヴィ、ラリー・クイン、そしてボブ・クリアーマウンテンのチームの影響もあったという。

勿論アルバムにはホルヘとリチャードがMALOで培ってきたラテン・ミュージックの要素があちこちに感じられるが、その中でも特にラテン・フレーバーが出ているのが“We Were There”であろう。アルバムに収録されている“Love You, Love You”にもラテン音楽の要素が感じられる。そして日本のファンとして注目したいのは、高中正義のファースト・ソロ・アルバム『SEYCHELLES』に収録されていた爽やかなフュージョン・ナンバー“Oh! Tengo Suette”のカヴァー!また本作からは、“Love The Way”がブラック・シングル・チャートにエントリーしている。

本作に収録されている、もう1枚のソロ・アルバムは、1979年に発表されたホルヘのセカンド・ソロ・アルバム『IT'S ALL ABOUT LOVE』。前作はニューヨーク・レコーディングだったが、今作はニューオーリンズでレコーディングされた。プロデュースは彼の地を代表する大御所、アラン・トゥーサン。彼はアルバム収録曲中3曲のソング・ライティングも手掛けているが、その他の楽曲はホルヘによるものだ。前作に比べ、ディスコ風の要素は薄くなっているが、アルバム全編を通して、メロウなAORサウンドが溢れた作品になっている。

2枚のソロ・アルバムを1つのCDに収録するにあたり、音源は全てリマスター!またブックレットには、ホルヘ・サンタナとリチャード・ビーンのコメントなどを交えて書かれたビル・コップによるライナー・ノーツを収録しているだけでなく、それぞれのアルバムのクレジットやアートワークも掲載。勿論、ジョン・カセールのセクシーなフォトリアリズム作品をフィーチャーした『JORGE SANTANA』のジャケットもフィーチャーされている。

「こうして再びこれらの音楽をリリースすることができる喜びをみんなと共有できるのは、すごくクールだね。自分の音楽的冒険が大好きだからさ!」本作『LOVE THE WAY: THE SOLO '70S RECORDINGS』のリリースについてホルヘ・サンタナはそうコメントしている。2018年に聴いても少しも色褪せていない、爽やかでメロウなギター・サウンド。AORが再びブームとなっている今、時代が改めて彼の魅力を発見する!

 

タグ : リイシュー リマスター ロック復刻&発掘 AOR

掲載: 2018年10月15日 17:48