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『激ロック』スペシャルコーナー【11月レコメンドアイテム】

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Tom Morello / 『The Atlas Underground』
GENRE:ROCK, EDM

多彩なコラボで最高級のレイジ×ダンス・ミュージックのクロスオーバー実現!

RAGE AGAINST THE MACHINE、そして近年はPROPHETS OF RAGEの天才ギタリストとして知られるTom Morelloによる、初のソロ名義アルバム。ミクスチャー/クロスオーバー・ロックの先駆的存在だった彼らしく、今作では様々なアーティストをフィーチャーし、打ち込みをメインにしたダンス・ミュージックを展開している。ワウやワーミーを使ったリフやスクラッチなど、Tomらしいギター・プレイが全編にわたって生かされてはいるものの、ギターががっつり前面に出た楽曲は少なく、それぞれの楽曲のノリに調和したテイストで盛り込まれているといった感じだ。ソロだからこそできた自由な発想と、これまでの経験に基づいた唯一無二の世界観が融合し、新機軸を打ち出した作品。

山本 真由【ライター推薦】

 

 

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DISTURBED / 『Evolution』
GENRE:LOUDROCK, METAL

USモダン・ヘヴィネス・シーンのカリスマが仕掛ける新たな章の幕開け
3年ぶりとなる待望のニュー・アルバム!

完全復活を証明した前作『Immortalized』で、5作連続全米チャート初登場1位という快挙を成し遂げたモンスター・バンド DISTURBEDが、3年ぶりに放つ最新作。正確に刻まれる鋭利且つヘヴィなリフと、情熱的なギター・ソロ、タイトで強靭なグルーヴを生み出すベース&ドラムス、唯一無比の圧倒的個性と歌唱力を誇る変化自在のヴォーカル――バンドの根幹を成すサウンドは健在ながら、大ヒットしたSIMON & GARFUNKELのカバー曲「The Sound Of Silence」の流れを汲むのであろう、アコースティック・サウンドを基調としたバラード曲や、クラシック・ロックからの影響を感じさせる楽曲が、かなりの割合で収められている。その堂々たる出来映えゆえに、賛否両論の評価となりそうだ。

井上 光一【ライター推薦】

 

 

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BEARTOOTH / 『Disease』
GENRE:METALCORE, POST HARDCORE

Caleb Shomo(ex-ATTACK ATTACK!)率いるBEARTOOTH
3作目となる圧巻のポスト・ハードコア・アルバムをリリース!

元ATTACK ATTACK!のヴォーカル Caleb Shomo率いるオハイオ州コロンバス出身のメタルコア・バンド、BEARTOOTH。CalebがCrossfaithのアルバムに参加したり、Crossfaith主催イベントに出演したりと、日本でも知名度を増す彼らが、3rdアルバムをリリース! パンク/ハードコアやハード・ロックを咀嚼しモダンに落とし込む手腕は圧巻で、オープナーの「Greatness Or Death」からアグレッシヴ且つメロディアスなサウンドが炸裂。煽り立てるビートにキャッチーな歌メロが絶妙に合う「Fire」、ポップ・パンクを思わせるコーラスにシンガロングしたくなる「Believe」、ひと際ハードな「Used And Abused」とバリエーションも豊かで、聴けば聴くほどに深みの増す1枚だ。

菅谷 透【ライター推薦】

 

 

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THE LIVING END / 『Wunderbar』
GENRE:PUNK, ROCKABILLY

初期衝動再び!! パンク・ロック色濃厚な疾走感溢れる新作登場!

なぜタイトルが“素晴らしい”を意味するドイツ語なんだろうと思ったら、ベルリンでの録音だった。なぜベルリン? それはさておきオーストラリアの3人組による2年ぶりの新作は、近年で一番パンク色濃い疾走感溢れる作品に。“Death Of The American Dream”というTrack.4のタイトルから想像するに、そうならざるを得ない世の中だということかもしれないが、デビュー20周年を迎えてからの今回の若返りは、昔からのファンには嬉しいところ。パンク色が濃いとはいえ、泣きやキャッチーなフックに加え、ニュー・ウェーヴなファンク、弾き語りを散りばめた曲の数々は、実は幅広い。ラストはTHE BEATLES風のコーラスから、彼らの十八番であるパンカビリーでノックアウト。素晴らしい!

山口 智男【ライター推薦】

 

 

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HATESPHERE / 『Reduced To Flesh』
GENRE:THRASH METAL, MELODIC DEATH METAL

デンマーク産デスラッシュ・バンドHATESPHERE!
記念すべき通算10枚目となるニュー・アルバム・リリース!!

今年2月に、12年ぶりとなる再来日が実現したことも記憶に新しい、デンマーク出身の重鎮 HATESPHEREによる、記念すべき通算10枚目となるニュー・アルバム。唯一のオリジナル・メンバーであるPeter "Pepe" Lyse Hansen(Gt)を中心に、メンバー・チェンジを繰り返しながらも、安定したペースで作品をリリースし続ける彼らだが、本作も切れ味鋭いリフの突貫力を前面に押し出しつつ、ここぞというときに炸裂するクサクサのギター・ソロ、哀愁漂うツイン・リードに昇天必至の内容となっている。5分を超える楽曲もダレることなく聴き通せるのは、ベテランならではの職人的手腕あってこそ。頑固一徹、HATESPHERE節を心ゆくまで堪能できる、ハイクオリティな1枚である。

井上 光一【ライター推薦】

 

 

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ALL THAT REMAINS / 『Victim Of The New Disease』
GENRE:METALCORE

マサチューセッツ産メタルコアの雄、ALL THAT REMAINS!
創設メンバーOli(Gt)が遺した、キャリアを総括しつつ新基軸に挑んだ意欲作!

通算9枚目にして、バンドの創設メンバーであり卓越したギター・ソロを披露してきたOli Herbertの遺作となってしまった今作。デスコアの如きヘヴィさで話題となったTrack.1を筆頭に、Track.3、4など、重心を落とした攻撃的サウンドにPhilip Labonte(Vo)の変幻自在のヴォーカルが絡み合う楽曲は、これまでとはまた異なった方向性を開拓している。初期のメタルコア路線を思わせるTrack.6、Danny Worsnop(ASKING ALEXANDRIA/Vo)がゲスト参加したロック・バラードのTrack.8など、キャリアを総括しつつ新基軸に挑んだ意欲作なだけにOliの死が残念でならないが、ぜひ今作を含めて彼の遺した作品を振り返ってほしい。

菅谷 透【ライター推薦】

 

 

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TERROR / 『Total Retaliation』
GENRE:HARDCORE, PUNK

来年1月に来日を控える古参ハードコア、TERROR!
無駄を削ぎ落とした30分足らずの入魂のハードコア・アルバム・ドロップ!

これまで幾度となく来日公演を行い、日本でも人気の高い現行ハードコアの筆頭バンド TERRORが、ニュー・アルバムをリリース。近作では原点回帰のハードコア色が強くなっていたが、Will Putney(FIT FOR AN AUTOPSY)をプロデューサーに起用した今作はオールドスクールとモダンのバランスが取れた音像に仕上がっており、モッシュの嵐が巻き起こりそうなTrack.1、スラッシーなリフから重々しいブレイクダウンに雪崩れ込むTrack.2の流れで、冒頭からテンションが上がること必至。Track.9、Track.13とメロディックな面が窺える曲もあり、30分足らずの尺にTERRORらしいサウンドが詰め込まれた快作だ。来年1月の来日にも期待。

菅谷 透【ライター推薦】

 

 

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MONUMENTS / 『Phronesis』
GENRE:PROGRESSIVE METALCORE, DJENT

Djent、テックコア・ファン必聴!
インテリジェンスな美をも感じさせるMONUMENTS、4年ぶりに新作リリース!!

FELLSILENT、PERIPHERYといったバンドの元メンバーを擁する、英国産テクニカル・メタルコア・バンドによる最新作。前作『The Amanuensis』(2014年)から実に4年ぶりとなる作品だが、確かな演奏能力に裏打ちされたバンド・アンサンブル、メロディの良さ、楽曲のクオリティそのものが明らかに向上した印象だ。大仰なストリングスの導入がドラマチックな世界観を演出し、Djent以降のテクニカルなリフは、強烈なブルータリティよりもインテリジェンスな美を感じさせる。クリーンとグロウルを巧みに使い分ける、Chris Barretto(Vo/Sax)の多彩な表現力もお見事。若干優等生すぎるきらいもなくはないが、総じてトップ・クラスの完成度を誇る作品だ。

井上 光一【ライター推薦】

 

 

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BASEMENT / 『Beside Myself』
GENRE:ALTERNATIVE ROCK, EMO

巨匠 Rich Costeyがミキシング!
2000年代初頭のエモ全盛期を感じさせる号泣必至のメロディの詰まった名盤誕生!

Track.1「Disconnect」を聴いた瞬間、2000年代初頭のエモを思い出して、形容しがたい感情が胸の奥に去来した――という方々は、私を含めきっと多くいるはずだ。こんな音を鳴らしながらも、実は英国出身の5人組による通算4枚目の最新作は、Fueled by Ramen移籍後、2作目となるアルバムである。以前までの彼らの作品に見られた1990年代的グランジやオルタナ由来のノイジーなギター、シューゲイザー的な音像、ポスト・ハードコア流儀のアグレッシヴな要素は、号泣必至のメロディを軸にバランス良く昇華され、真にBASEMENT節と言える楽曲群を生み出した。巨匠 Rich Costeyによるミキシングも含めて、ひと皮剥けたバンドの“今”が詰まった名盤と言えるだろう。

井上 光一【ライター推薦】

 

 

【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリーマガジン、ポータルサイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライブイベント、13年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷宇田川町に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」と同じく宇田川町にあるロックファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営など、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティブ集団である。

http://gekirock.com/

タグ : PUNK/EMO ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2018年11月26日 12:21