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アフリカ沖インド洋の音楽文化セガの70年代音源を集めたコンピ『Soul Sega Sa!』第2弾

Soul Sega Sa! Vol.2

アフリカ沖インド洋に広がる、音楽文化セガ。かつての奴隷達が生み出したセガが、ポピュラー音楽として大きく花開いた1970年代の音源を集めたコンピ第2弾。

アフリカ大陸の東に広がるインド洋に浮かぶ、レユニオン、モーリシャス、セーシェル、といった島国(旧フランス領)やフランス海外県。その文化圏に共通して聞かれるクレオール・ミュージックが “セガ” です。

16世紀の終わり頃から植民地化されたこれらの島には、コーヒー、スパイス、サトウキビを栽培するため、アフリカ大陸や近隣の島であるマダガスカルから奴隷が連れてこられました。彼らが日々のつらい労働を忘れるために行った太鼓演奏と歌とダンスが “セガ” です。

ハチロク系のリズムをパーカッションが叩き出し、歌がコール・アンド・レスポンスで盛り上げるアフロ系ダンス音楽のセガは、クアドリル、マズルカ、ポルカなどのヨーロッパから伝わってきた音楽を取り入れ、またインドやインドネシアなどアジアから流れてきた人たちの音楽にも影響され、クレオール・ミュージックとして発展しました。1950年代からは、レコードと共にラテンやブラジル音楽、ジャズやロックンロールが伝わると、それらまで飲み込んでいきました。

1960年代頃には、電気増幅されたエレキギター、ベース、キーボードやドラムで演奏されるようになり、多くのインディペンデント・レーベルが誕生し、一気にポピュラー化が進み、多くのディスクが生産されました。

本アルバムは、1970年代に、レユニオン、モーリシャス、セーシェルで発売された7インチ・レコードからコンパイルされた、貴重な音源集です。サイケデリックなキーボード、ファズギター、アコーディオン、跳ねるベース、オリエンタルなムードも醸し出すヴォーカルが、ドラムや太鼓、トライアングルなどのパーカッションから繰り出されるポリリズムに強烈に絡み、強烈でユニークなサウンドが繰り出されます。

日本語解説:石田 昌隆


【収録曲】
1. Roseda (Cyril Labonne)
2. Pas Bisin Batte Li (Harold Berty)
3. Assez Pleuré (Los Fantasios) 3:31
4. Faire L'amour Pas La Guerre (Jean Claude Gaspard)
5. La Misère Noire (Ti L'Afrique)
6. Zanguille 4 Couleurs (Michelle Admette)
7. To Crier La Misère (Claudio Veeraragoo)
8. Trouloulou (George Armel)
9. La Vie Ca Pauvre Femme La (Michel Legris)
10. Ranne Moi Mon Coq (Thermogène)
11. A Cause Sa Cyclone La (Serge Lebrasse)
12. Malheur L'arac (John Wirtz & Les Boys)


第1弾

タグ : 【World】復刻&発掘 リイシュー 世界の音楽

掲載: 2020年04月15日 18:16