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オラモ、ボレイコ、ブラビンズが指揮!現代作曲家ヴィクトリア・ボリソワ=オッラスの管弦楽曲集!(SACDハイブリッド)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)

掲載: 2020年06月23日 00:00

オラモ、ボレイコ、ブラビンズ

オラモ、ボレイコ、ブラビンズが指揮!
透明感のある美しい響き。
スウェーデンの作曲家ボリソワ=オッラスの管弦楽曲集!

「鳥が歌わず、鐘が鳴らない都市は、死んでしまっている。毎日、どんな強さで鐘が鳴っているかを基準にすれば、ミュンヘンこそ間違いなく現代ヨーロッパでもっとも躍動する都会だろう」(ボリソワ=オッラス)。
ミュンヘン市の850周年に際しミュンヘン・フィルハーモニーとミュンヘン市議会から委嘱を受けた管弦楽作品に始まる『アンジェラス』は、スウェーデンの作曲家ボリソワ=オッラスの管弦楽曲による「ポートレート」として制作されたアルバムです。

ヴィクトリア・ボリソワ=オッラス Victoria Borisova-Ollas は、1969年、モスクワ生まれ。モスクワ中央音楽学校とチャイコフスキー音楽院を卒業後、スウェーデンのマルメ音楽大学とロンドンの王立音楽大学で学びました。1993年からスウェーデンに住み、作曲活動を行っています。彼女の作品は、ロンドン交響楽団をはじめとする各国のオーケストラで演奏され、王立スウェーデン歌劇場で初演された2017年の歌劇『ドラキュラ(Dracula)』は、2シーズンのチケットが完売し、話題になりました。スウェーデン作曲家協会のメンバー。王立スウェーデン音楽アカデミーの会員に選ばれています。

カトリック教会の「お告げの祈り」の始まりを知らせる「鐘」を曲名にとった《アンジェラス》は、「古い時代からのごく漠然とした挨拶」として、ケルト聖歌を思わせるメロディに始まる約22 の作品です。ボリソワ=オッラスは、「『われわれの主への信仰がどれほど多くの機会に失われようと、われわれへの信念を決してなくさない』ひとりの孤独な修道士が、将来ミュンヘン市となる町の中心で初めて鳴らした鐘」に思いを馳せて作曲。ペータース教会の早朝の鐘やマリエン広場のラートハウス・グロッケンシュピールを模した旋律を織りこみながら、さまざまな歴史をもつ都会の姿を描いて行きます。2008年6月8日、シルヴァン・カンブルランがミュンヘン・フィルハーモニーを指揮して初演しました。

ボリソワ=オッラスは、イギリスの「マスタープライズ国際作曲コンペティション」(1998年)の2位に選ばれ、彼女が最初に国際的に知られるきっかけとなった『詩編104番』に基づく交響詩《風の翼(Wings of the Wind)》(1997)をはじめ、『旧約聖書』の『詩編』に関連する作品をいくつか書いています。「一生を終えた後、私たちが行く神秘の国」を示す《沈黙の王国》は、自由な翻訳によるロシア語版『聖書」の『詩編94 番』から曲名のアイデアを得たという作品です。グロッケンシュピールとチェレスタによる「子守歌」に始まり、「夢」の中に入って行く。ロシアの作曲家ニコライ・コルンドルフ(1947–2001)を追悼して作曲され、作品を委嘱したヨーテボリ・アート・サウンド(GAS)のフェスティヴァルで初演されました。

《山々が生まれる前から》は、『詩編90番「主よ、あなたは代々にわたしたちの宿るところ。山々が生まれる前から 大地が、人の世が、生み出される前から」』(新共同訳による)をインスピレーションに作曲されました。シュトゥットガルト放送交響楽団の委嘱で作られ、作品の後半に木管楽器の首席奏者4人による「カデンツァ」が配されています。アンドレイ・ボレイコ Andrey Boreyko 指揮のシュトゥットガルト放送交響楽団が初演。作品は彼に献呈されました。

《賛歌の創造》は、カナダ放送協会の室内楽フェスティヴァルのための「ヴィルトゥオーゾ」弦楽四重奏曲として作られていた作品です。2013年1月、ストックホルム・コンサートホールの「作曲者の週末」のために弦楽オーケストラの版に改作。ミケール・バットシュ指揮ムシカ・ヴィテにより初演されました。「調性と無調をめぐるゲーム……現代音楽で何が『現代的』で何が『伝統的』かというテーマ……どちらが『美女』でどちらが『野獣』か……まったくの混沌から何か美しい物を創り出すことは簡単にできるだろうか……」といったことに思いをめぐらしたという作品です。

《開いた地面》は、サルマン・ラシュディの小説『The Ground Beneath Her Feet(彼女の足下の地面)』をインスピレーションに作曲されました。「私たちが存在するこの瞬間、足下にある地面は、安定したものだろうか……地面が突然動きだしたら、どんな感じがするか、想像しようとする者はいるだろうか」。スウェーデン放送交響楽団の委嘱作。マンフレート・ホーネックの指揮で初演されました。

このアルバムの演奏は、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団をアンドレイ・ボレイコ、マーティン・ブラビンズ Martin Brabbins、首席指揮者サカリ・オラモ Sakari Oramo が指揮してストックホルム・コンサートホールで作曲者が立ち会って収録されました。《アンジェラス》のみ、コンサートのライヴ録音です。

ロバート・サフ Robert Suff がエグゼクティヴ・プロデューサーを担当、ミュンヘンの「Der Friedensengel(自由の天使)」像の写真がアルバム・アートワークに使われています。
(キングインターナショナル)

『アンジェラス(Angelus)- ボリソワ=オッラス:管弦楽作品集』
【曲目】
ヴィクトリア・ボリソワ=オッラス(1969-):
1.アンジェラス(Angelus)(2008)
2.沈黙の王国(The Kingdom of Silence)(2003)
3.山々が生まれる前から(Before the Mountains Were Born)(2005)
4.賛歌の創造(Creation of the Hymn)(2013)(弦楽オーケストラのための)
5.開いた地面(Open Ground)(2006)

【演奏】
アンドレイ・ボレイコ(指揮)[1,4]
マーティン・ブラビンズ(指揮)[2,3]
サカリ・オラモ(指揮)[5]
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団

アンドレーアス・アリーン(フルート)[3]
ペール・アンデション(オーボエ)[3]
ユーハン・フランセーン(クラリネット)[3]
イェンス=クリストフ・レムケ(ファゴット)[3]
ヨアキム・スヴェンヘーデン(ヴァイオリン)[4]
ヨハンネス・ロスタモ(チェロ)[4]

【録音】
2016年8月[5]、2017年11月[1,4]、2019年8月[2,3]
ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)([1]=ライヴ、[2-5]セッション)
制作:インゴ・ペトリ[1,4,5] 、トーレ・ブリンクマン[2,3]
録音:マリオン・シュヴェーベル[5]、トーレ・ブリンクマン[1,4]、マッティアス・スピッツバルト[2,3]