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Bob Marley & The Wailers(ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ)|貴重音源集3タイトルが復刻

ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの貴重音源を収めた『スタジオ・レコーディングス・トゥ・マトリックス』『ライヴ・アット・クワイエット・ナイト1975』『ウェルカム・トゥ・ダブロック』の3作品が復刻。

 

スタジオ・レコーディングス・トゥ・マトリックス

初世界進出作品『キャッチ・ア・ファイア』を発表した直後、73年にアメリカ・ツアーを行った際、メイン・アクトであったスライ&ザ・ファミリー・ストーンを喰ってしまうという結果となり、ツアーからはずされるはめになった。そして、若きジャマイカの獅子たちは、代替ライヴとなったサンフランシスコのマトリックスで伝説のライヴを行う。本作は、自伝等でも大きな話題となったマトリックスでのライヴのためのスタジオ・ジャムで、Pヴァインが2005年にCD化するまでその存在すら知られていなかった音源である。ボブ・マーリー(vo/g)、ピーター・トッシュ(vo/g)、ジョー・ヒッグス(per)、アール・リンド(keybd)、ファミリーマン・バレット(b)、カールトン・バレット(d)という最強のメンツで、まさにトレンチタウン・エクスペリエンスとなるレゲエ、いや、ロック・スピリットをぶつける。甘いロックステディのムードに溢れていた「スター・イット・アップ」など、まるで激しいロックに姿を変えてライヴで燃える。奇跡の世界初発表音源の復刻である。


 

ライヴ・アット・クワイエット・ナイト1975

1975年、名作『ナッティ・ドレッド』を発表した直後に行ったアメリカ・ツアーの際に、シカゴの小さな黒人クラブで行った、まさに「トレンチタウン・エクスペリエンス・ライヴ」となる音源が発見された。後の、儀式化したラスタ布教ライヴとはまた一味違う、とにかくレゲエ興隆期の黒さが充満したライヴである。マーリーのヴォーカルも、呪術的な魅力に溢れる。音質も良好、全8曲(55分)。メンバーはボブ・マーリー(vo/g)、アル・アンダースン(g)、タイロン・ダウニー(keybd)、シーコ・ピータースン(タンバリン)、ファミリーマン・バレット(b)、カールトン・バレット(d)、リタ・マーリー&ジュディ・モワット(back vo)で、とにかくサウンド・クォリティが抜群。


 

ウェルカム・トゥ・ダブロック

サウンド・システム専用使用目的で作られた、針音も生々しいボブ・マーリーの珍しいダブ・プレート~ダブ作品やジャマイカ現地流通のみのシングル作品?等で構成された、これまで門外不出であった貴重な音源をリタ・マーリーがコンパイルした、Pヴァイン盤のみの作品集。ボブ・マーリー・ファンだけでなく、コアなレゲエ・マニアも狂喜の内容。


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タグ : 【World】復刻&発掘 リイシュー 世界の音楽

掲載: 2020年09月28日 14:13