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Blue Note TONE POET LP SERIES 第20弾

Art Blakey、Curtis Amy & Dupree Bolton

2019年はBlue Note設立80周年。そんな記念すべき年にスタートした新アナログ・シリーズ、180g重量盤LP Tone Poet シリーズ。本シリーズはBlue Noteの現社長ドン・ウォズがインディ会社Music Mattersから並外れたオーディオファイルでの再発を称賛したことに基づきスタート。The Tone Poetと知られるJoe Harley(AKA The Tone Poet)がこのBlue Noteファミリーのレーベルからのこの特別なシリーズの再発のキュレーターを務める。

ジャケット・グラフィックから印刷の品質まで、考えられるあらゆる方法で本シリーズは正しい方向性をもったリリースとなるよう Kevin Greyの優れたヴァイナル・マスタリングからRecord Technology Inc.の180gオーディオ・ファイル・プレスまで細部への注意が払われている。オーディオ・ファンにはこれ以上のこれらのLPの優れたヴァージョンを見つけることはできないはず。

Art Blakey & The Jazz Messengers / The Witch Doctor
伝説の来日公演から2ヵ月後、1961年3月14日に録音され、1967年に発売された本作はアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの歴代の名ラインアップが揃った作品。テナー・サックスのウェイン・ショーター、トランペットのリー・モーガン、ピアノのボビー・ティモンズ、ベースのジミー・メリット。ショーターとモーガンがそれぞれ2曲、ティモンズが1曲を担当していており、モーガンの壮大な6/8モーダル曲「Afrique」、ショーターのマイナーな名曲「Those Who Sit And Wait」などがハイライト。ボビー・ティモンズが作曲した「A Little Busy」ではディープなソウルを表現しており、アルバムの最後にはクリフォード・ジョーダンの曲「Lost and Found」が軽快に演奏されている。
パーソネル: Art Blakey(ds) Lee Morgan (tp,flgh) Wayne Shorter(ts) Bobby Timmons (p) Jymie Merritt(b)


Curtis Amy & Dupree Bolton / Katanga!
西海岸で活躍したテナー奏者カーティス・エイミーと天才肌のトランペッター、デュプリー・ボルトンが共演した知られざるパシフィック・ジャズの1963年2月3日録音の大名盤。サックス奏者のカーティス・エイミーが1960年代初頭にパシフィック・ジャズに録音した6枚のアルバムのうち、最後の1枚であるこの『カタンガ!』は、他のアルバムだけでなく、この時代に録音された他の多くのジャズも超越している1枚。トランペッターのデュプリー・ボルトンは個人的な問題に悩まされていていたため、彼の数少ないレコーディングの一つであり、ここでの見事な演奏は息を呑むほどである。ボルトンとエイミーに加え、ギタリストのレイ・クロフォード、ピアニストのジャック・ウィルソン、ベーシストのヴィクター・ガスキン、ドラマーのダグ・サイドが参加した珠玉の一枚。
パーソネル: Curtis Amy(ts,ss) Dupree Bolton(tp) Jack Wilson(p) Ray Crawford(g) Victor Gaskin(b) Doug Sides(ds)


タグ : ジャズ復刻&発掘 リイシュー リマスター

掲載: 2021年04月26日 15:52