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インタビュー

YSIG激動のリリース歴をサクっとお!さ!ら!い!

 

『COME ON』 KAKUBARHYTHM(2002)

結成4年目のこの年、7インチ・シングル“BIG STOMACH, BIG MOUTH”に続いて発表された初のCD作品。若干かしこまった感もあるが、南国音楽への憧憬をガシガシと咀嚼して新たな景色へと変換するセンスはこの時点ですでに確立済みだ。いまも人気のスカ・ナンバー“10 INCH STOMP”を収録。

『YOUR SONG IS GOOD』 KAKUBARHYTHM(2004)

“GOOD BYE”“SUPER SOUL MEETIN'”と大きな反響のあった7インチ・シングルを連発し、ライヴのオファーも増加。そんな期待感MAXのなかリリースされた初のフル・アルバム。彼らのステージから感じられるガムシャラな熱さ、楽しさ、賑やかさはそのままに多彩な音楽性をバッチリ詰め込んだ傑作だ。

YOUR SONG IS GOOD×BEAT CRUSADERS『BOOOOTSY』 DefSTAR(2006)

前年の〈フジロック〉初出演を皮切りに各地の夏フェスを総ナメ。ライヴ・ バンドとしての認知を広めた彼らが、親交のあったBEAT CRUSADERSのオファーに応えてコラボが実現したスプリット・ミニ・アルバム。共作曲のほかお互いの曲をカヴァーし合ったり(YSIGは“HIT IN THE USA”をカヴァー)と気合いの入った作品に。

『FEVER』 KAKUBARHYTHM/ユニバーサル(2006)

ビークルとのスプリット盤や合同ツアーでファン層をグッと広げた彼らが、結成8年目にして発表したメジャー・デビュー作。とはいえ、その姿勢は(も ちろん良い意味で)インディー時代とまったく変わらず。ラテン~トロピカル~ジャイヴと、ミニ・アルバムながらも濃厚な内容となった。“SUPER SOUL MEETIN'”も新録されている。

 

『HOT!HOT!HOT!HOT!HOT!HOT!』 KAKUBARHYTHM/ユニバーサル(2007)

ルーツ・ミュージックを彼らなりに消化し、ポップな表現へと昇華していくという、『COME ON』以来突き詰めてきたYSIGの命題。これのひとつの到達点となったようなアルバム。バンド人生の決意を歌うヴォーカル曲“あいつによろしく”や、 “ブガルー超特急”などここ最近のライヴにおけるキラー・チューンも収録されている。

『THE ACTION』 KAKUBARHYTHM/ユニバーサル(2008)

6人のなかにふつふつと沸いているパンク魂を抽出した『THE ReACTION E.P.』で、前作までの音楽性を一旦ぶち壊しにかかった彼ら。その勢いのまま制作に突入した本作は、余計なものを削ぎ落としたストレートなサウンドの奥に、パンクもルーツ・ミュージックもポップスも同列にオモロがってた中高生の頃の音楽へのどん欲さが甦る。

『PLAY ALL!!!!!!』 KAKUBARHYTHM/ユニバーサル(2009)

全61曲のライヴ映像集と、メンバーはもちろんスタッフや友人など60人超の証言から成るオーラル・ドキュメンタリーとなった3枚組DVD。楽しさもシリアスな部分もひっくるめて、あえてめんどくさい道を選んだ彼らの熱い思いに満ちた必見作。各メンバーがかつて組んでいたFRUITYやSCHOOL JACKETSなどYSIG結成前夜の貴重映像も。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2010年03月23日 19:20

更新: 2010年03月23日 19:26

ソース: bounce 318号 (2010年2月25日発行)

ディスクガイド/宮内 健