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インタビュー

INTERVIEW(4)――本来の意味のオルタナティヴ

 

本来の意味のオルタナティヴ

 

――ベスト盤が出来たばかりですけど、ここで区切りをつけて、次はどんなふうに進んでいくんでしょう?

ワタル「より変な感じに(笑)。いままでは自分の変さに気付いていなかったから普通になろうとしてたけど(笑)、〈もうちょっと違うオルタナです〉――そういう感じ(笑)。そうでも言わないと複雑すぎて自分でも管理できない(笑)。人って、カテゴライズされると安心するじゃないですか」

――自分たちなりのオルタナティヴをやっていこうと?

ワタル「そうそう。ジャンルのオルタナじゃなくて、本来の〈(二者択一のうちの)もうひとつの選択肢〉って意味で。こんなバンドだけど、こういうこともできるんだよ、とか。毎日努力してたら何とかなるよ、とか、逆にパンクな姿勢とか、曲がらないものとか。そこらへんを好きに表現していったらいいかな」

――音や曲も変わったりしそうですか?

ワタル「そうですね。昔は意固地になってギブソンのギターばっかり使ってたけど、フェンダーに乗り換えたりして(笑)。そうすると、曲作りまで変わってくるから不思議なもので(笑)。新鮮な感じで次に進めると思うので、このベスト盤を聴いておくと、今後のバンド自体の質感が全然違うものに聴こえるんじゃないかな」

 

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掲載: 2010年07月14日 18:00

インタヴュー・文/今井智子