【2013年2月掲載分】上る 傷つきながらも1歩ずつ
上る 傷つきながらも1歩ずつ
皆さん、インフルエンザが流行していますが、大丈夫ですか?まだまだ寒い日が続きますので、アイドルソングを聴いて、心を温めておきましょう。
まずは13日発売、Negicco『愛のタワー・オブ・ラヴ』から。自社作品で大変恐縮ですが、自信をもってのオススメです。7月に結成10周年を迎える彼女たちの今年初の作品で、タイトル曲を担当したのはノーナリーヴスの西寺郷太氏。長年、Negiccoの楽曲を手がけてきたコニー氏以外によるリード曲は、現レーベルでは初めてです。
10年間、傷つきながらもたくさんの人たちに支えられ、夢に向かって1歩ずつ階段を上ってきた3人。そんな彼女たちの等身大の魅力にあふれた曲で、バックトラックの繰り返しがとても気持ちよく、いつの間にかハマってしまうと思います。雪の降る新潟の街で撮影したジャケットも、大好きです。
♪ NONA REEVESの西寺郷太が手がけるNegicco「愛のタワー・オブ・ラヴ」のビデオクリップを試聴!
次は、アップアップガールズ(仮)『ファーストアルバム(仮)』。今までもしつこいぐらい紹介してきましたが、念願のファーストアルバムが出ました!昨年3月のデビューシングル『Going my↑』から7枚目の『UPPER ROCK』まで、ライブとレコーディングでほとんど休みなく攻め続けてきた彼女たちの集大成的な作品です。
今年ブレークが期待されるアイドルの中でも、今のダンスミュージックシーンを最も端的に表現しているのがアップアップ。作家のmichitomo氏やPandaBoY氏によるリミックスバージョンも秀逸で、これだけでも聴く価値あり。このCDを聴いていると、4月13日、満杯になった横浜BLlTZ(単独ライブの会場)がもう、目に浮かんできます。
♪ アップアップガールズ(仮) のライヴ映像など掲載中のオフィシャルページはこちら。
続いて、いずこねこ『ROOM EP』。1曲目の「END」が特に大好きです。ある種プログレ的なリズムと「にゃんにゃん」というコーラス。一筋縄ではいかない複雑な展開に抑制が利いた彼女のボーカルがちょっと切なく心に響きます。もうこれは絶対名曲。いずこねこ。彼女の名前を覚えておいてください。
♪ 「ROOM EP」収録楽曲ではありませんが、いずこねこの魅力を感じてもらうために今回は「最後の猫工場」に収録された楽曲「rainy irony」のビデオクリップをご覧ください!
今月最後は、Starmarie『ファンタジーワールド2』。5年ほどのキャリアを持つちょっと風変わりな3人組。曲のタイトルもまるで少女コミックのようで、ファンタジーをテーマにしながら、ダークな世界観も感じてしまうところが最大の魅力です。ダンスもちょっと他にはない振り付けですので、ぜひPVも観てほしいですね。彼女たちの存在には、今のアイドルシーンの懐の深さを感じずにはいられません。いやぁ、ホントに楽しい。
♪ Starmarie「三ツ星レストラン・ポールからの招待状」のビデオクリップを試聴!
掲載: 2012年11月14日 12:00
更新: 2013年03月20日 12:00